この記事では「公務員の世界で求められている人物像」とともに「最終合格に辿り着くための方法」についてまとめています。
アルバイトやインターンシップ、留学の経験がなくても不安になる必要はありません。
特筆した経験がなくても、公務員試験には充分合格できます。
公務員試験の面接を突破するための豆知識として、ぜひ参考にしてください!
- 公務員試験で採用されるのはどんなタイプ?
- 公務員の世界で求められている人物像とは?
- 異なる特性を持った人材を採用する理由
- 公務員の採用活動の目的について理解しておこう!
- ◆結論◆
- 実際の面接で重要なこと!
- 公務員試験を突破する3STEP
公務員試験で採用されるのはどんなタイプ?
「面接で話せるようなエピソードがない...!」と困っているみなさんに絶対に知っておいてほしいことがあります。
それは「公務員試験では、色々なタイプの人を満遍なく採用する」ということです。
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面接対策の本を読むと
- サークルでリーダーをしていた
- インターンシップで成果を上げた
など、「みんなこんなに色々経験してるの?」と疑問に思わざるを得ないエピソードが、たくさん掲載されています。
しかし、それはあくまでも、民間企業の面接試験を、有利に進めるための対策です。
公務員試験の場合は、リーダーシップがなくても、特筆したエピソードがなくても、最終合格まで辿り着くことができます。
なぜなら、公務員試験では
- リーダーシップがある人
- 協調性がある人
- 元気いっぱいな人
- 法律に精通している人
- 真面目で勤勉な人
- 精神的にタフな人
- 話上手な人
- 聞き上手な人
など、色々なタイプの人を満遍なく採用するからです。
公務員試験で最終合格に辿り着くために1番重要なことは、「自分をどのタイプで売り込めば、上位に食い込めるか」を分析することです。
公務員の世界で求められている人物像とは?
まずは、以下の3点を満たすことは最低条件になります。
①社会常識があり、勤勉な人
入社後に不祥事を起こされては、困るからです。
②普通に会話が成立すること住民や上司とトラブルを起こされては、困るからです。
③ストレス耐性があること体調を崩したり、休職されたりしては困るからです。
この最低条件を満たした上で、異なる長所や特性をもった人材が求められているというのが実態です。
異なる特性を持った人材を採用する理由
公務員としての仕事は、本当に多岐に渡ります。
地方自治体という組織は、色々なタイプの人を採用しないと、うまく機能しないんです。
特に公務員試験では、面接官は、ごく普通の公務員である場合が多いです。
(最近は、面接官のうち1人を民間の方にする例も増えてきていますが。)
長年公務員を経験してきた方は
をとてもよく理解しています。
ここで、みなさんが受験される予定の自治体の「組織図」を見てみてください。
「〇〇県(もしくは〇〇市) 組織図」で検索すれば、すぐに見つけられます。
みなさんは、公務員試験に合格した後、その組織図のどこかの所属に配属されることになります。
配属された後は、3年~5年おきに色々な部署を渡り歩くことになるでしょう。
部署が変わると、仕事内容は、全く違うものに変わります。
仕事内容だけではありません。
対応する市民・県民のみなさまの特性や、業者、上司のキャラクターまで、完全に違うものになります。
「公務員の部署異動は、転職するようなものだ」とよく表現されるほどです。
仕事の幅がそれだけ広いということは、同じような人ばかりを採用するのは、とてもリスクが高いということを理解していただけると思います。
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公務員の採用活動の目的について理解しておこう!
公務員の世界では「色々な能力を持った人に、色々な部署で働いてもらう」ことを前提として採用活動が行われています。
極端な言い方ですが、公務員の世界では、同じ能力に長けた人材ばかりを集めても、使い勝手が悪いだけなんです。
似たような長所の人ばかりを集めるよりも、色々な部署に人事配置を行うことを見越して、異なる長所を持つ人を採用するほうが遥かにリスクが少ないんです。
そのため、先に書いた最低条件さえ満たせば、「求められている人物像」は無限に存在することになります。
公務員試験の面接の実態は、「優れた人材を選ぶ」ために行われているのではありません。
あくまでも
- まずは、不合格の人をふるいにかける。
- その後、異なる長所を持つ人材をピックアップする。
ために行われているということを、頭の片隅に入れておくと良いかと思います。
◆結論◆
合格するための考え方
公務員試験に合格するために必要なことは、「求められている人物像」に、自分を合わせにいくことではありません。
「自分をどのようなタイプの人間としてアピールすれば、上位に食い込めるか」を分析することです。
◎「 リーダーシップがある人材」として、受験生の中でベスト1になれそうな方は、その方向性でアピールしてください。
◎「努力できる人材」でベスト1になれそうな方は、その方向性でアピールしてください。
◎「聞き上手な人材」でベスト1になれそうな方は、その方向性でアピールしてください。
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※注意点※
実際には、ベスト3に入れれば合格できる可能性が高くなります。
しかし、自分自身がベスト1にはなれそうもないと思っている方向性では、実質ベスト3に入ることはできないでしょう。
あくまでも、自分自身がベスト1になれると思える方向性を分析することを意識してください。
また、少し言いにくいですが、自分のアピールする方向性を決めるときに、「実際にそのような人材であるのか」はあまり重要なことではありません。
重要なことは
- その方向性を証明できるエピソードが、あるかどうか。
- その方向性は、客観的に見て違和感がないのか。
ということです。
自分の客観的な印象が掴めていない方は、1度だけでも、模擬面接を利用されることをおすすめします。
実際の面接で重要なこと!
実際の面接において、絶対に意識しなければいけない重要ポイントをお伝えします。
自分がアピールする方向性が決まった後は、自己PRだけではなく、面接では一貫してその方向性を貫いてください。
- 「協調性」をアピールしたのに、集団討論で反論意見ばかり言う。
- 「聞き上手」をアピールしたのに、他の受験生の回答は何も聞いていない。
という状態では、同じ方向性でアピールしている受験生の中で、上位に食い込むことができなくなってしまうからです。
公務員試験を突破する3STEP
STEP1
自分をどのタイプで売り込めば、上位に食い込めるかを分析する
STEP2その方向性を証明できるエピソードを思い出す(もしくは、考える←)
STEP3採用試験においては、一貫してその方向性を貫く
これで、最終合格まで辿り着ける可能性が大きく高まります。
そして、この記事を読んでいただいたみなさんは、「自分とは違う方向性でアピールしている受験生は、ライバルではない」ということをご理解いただけたと思います。
集団面接や、集団討論では、素晴らしいリーダーシップを発揮している受験生に、遭遇することもあります。
その方は、「リーダーシップのある人」として受験生ベスト1を獲得できるため、間違いなく最終合格に辿り着くことができるでしょう。
しかし、気後れしたり、弱気になる必要はありません。
自分とは違う方向性をアピールしている方は、ライバルにはならないからです。
面接の場では、周りの受験生に意識をとられるのではなく、
- 自分の方向性を、一貫して貫くこと
- 自分の決めた方向性で、1位を獲得すること
を常に意識するよう、心掛けてほしいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また、1次面接で見られているポイントは、こちらで公開しています。
よければ参考にしてください。