パワハラされやすい人の特徴について、5個まとめています。
私は自分自身がパワハラを受けた経験があるので、色々な書籍を読んだり周りの人を観察したりしました。
その結果分かったことは、パワハラを受けやすい人は一言でいうと『安心感のある人』だということです。
◎ 身体的な安心感
◎ 精神的な安心感
この2つが揃ったときに『軽く見られる』という結果につながり、パワハラの対象になりやすいと考えています。
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自分の身体をおびやかす心配のない人
まずは、身体的な安心感についてお伝えします。
見た目が怖くない
人間はパワハラ上司に限らず、ある程度は人を見た目で判断しています。
たとえば、電車で足を踏まれたときを想像してみてください。
若い人が相手なら『ふざけんな!』と怒鳴るおじさんも、見るからに危険そうな強面の人に対しては、同じ態度はとれないはずです。
それどころか、なぜか自分から『すみません』と謝るかもしれません。
これは無意識のうちに、防衛本能が働くからです。
人間の脳の危機察知能力は、実はすごいです。
人間は、はるか昔は狩猟採取で生活していました。
そのときの名残で『自分の身が危険にさらされるかもしれない』という状況に対しては、脳は過剰なまでに反応するようにできているそうです。
新しいことにチャレンジするときに『失敗したらどうしよう...』と不安に思うことはありませんか?
あれも、脳の過剰なまでの防衛本能が原因だそうです。
つまり『パワハラをしたところで、自分の身体の安全は保証されている』と相手の脳に認識されてしまう人は、パワハラ被害を受けやすいんです。
逆に言えば、自分の見た目を『相手に防衛本能を働かせる見た目』に変えることができれば、パワハラ被害に合いにくくなるのではないかと思います。
極端な話ですが、亀田興毅さんにパワハラできる人はいないのではないでしょうか。
少なくても、ごく普通の会社員の中にはほぼいないと思います。
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後ろ盾がない
後ろ盾が何もない人も、身体的な安心感を持っています。
たとえば『社長の息子』にパワハラをする人はいないでしょう。
同じ理由で、人によったら色々な状況が後ろ盾になると思います。
① 自分の子どもの友達
② 学生時代の先輩の息子
③ 同じマンションに住んでいる人の息子
など『こいつにパワハラすると後で自分が困りそうだな』と思われている人は、パワハラには合いません。
パワハラをされやすい人は、ほぼ全員『後ろ盾がない』に当てはまっていると思います。
メンツを潰される心配のない人
別の言い方をすれば『自分の精神面をおびやかす心配のない人』ということです。
論破される心配のない人
パワハラ上司は、確実に人を見てパワハラをしています。
見た目の印象からは防衛本能が働かなくても、その人の内面に対して『防衛本能』が働けば、パワハラ被害には合わないと思います。
私の元職場は、半数以上の人が毎日パワハラ上司に怒鳴り散らされていました。
パワハラ上司の標的になっていなかった人を思い出すと『怒鳴り散らしても、即座に論破される危険性を持っている』という特徴がありました。
たとえば仕事がすごくできる人よりも『仕事は並みだけど、とにかく口がうまい人』の方がパワハラ被害に合っていませんでした。
口がうまい人というのは、地頭が良い人なんだと思います。
言われたことに対して「簡潔な解答」を「最善の表情」と「最善の話し方」で伝えることができる人です。
パワハラ上司は、いわば「言葉の暴力」と「威圧感」で部下を押さえつけているに過ぎません。
言葉でねじ伏せることができない相手に挑むと、普通に負けるということです。
この『負けるかもしれない。自分が恥をかくかもしれない』という感情が、防衛本能に変わります。
つまり『大声で武装すれば、言葉でねじ伏せることができる』と認識されてしまう人はパワハラに合いやすいのだと思います。
真面目で温厚な人
真面目で心優しい平和主義の方は、1番パワハラに合いやすいと思います。
それは、たとえ
◎ 身体的な安心感
◎ 精神的な安心感
のどちらも持っていなかったとしても絶対的な安心感を与えてしまうからです。
たとえば見た目がどれほど強そうでも『絶対に殴ってこない人』ということが分かっていれば何も怖くありません。
仮に上司の息子だとしても、
◎ 親に相談したりはしないだろう
◎ 親も温厚そうだし、息子がパワハラを受けたくらいで騒ぎ立てる人じゃないだろう
と思われているのなら、後ろ盾にはなりません。
また『論破できるスキル』を持っていたとしても、温厚で平和主義の人は、上司を論破しようなどとはまず思いません。
そして、そういう『無難にやり過ごす常識的な性格』は見透かされるものなんです。
真面目で温厚な人は、絶対的な安心感を持っています。
普通の人からは、好印象を持たれると思います。
ただし、他人を攻撃することが趣味であるパワハラ上司からは
◎ 軽く見られる
◎ なめられやすい
という印象になってしまうのだと思います。
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「仕事ができる・できない」は関係ない!
他のサイトを検索してみると、次の2点も理由に挙げられていました。
◎ 仕事を覚えるのが遅い
◎ 仕事ができない
確かに、パワハラをするにも材料がいります。
注意できる材料が多いことは、パワハラの加速につながるとは思います。
でも、私はこれは関係ないと思っています。
パワハラされるかどうかは、あくまでも『パワハラされやすい特徴』を持っているかどうかです。
実際に「お局」は全く仕事ができないのにパワハラとは無縁の存在です。
パワハラを受けているお局なんて、私は聞いたことも見たこともありません。
仕事ができるけど、パワハラ上司からは嫌われている人。
仕事ができなくても、口がうまくてパワハラ上司に気に入られている人。
こういうケースも、普通に考えられます。
『仕事ができる・できない』は、あくまでも結果論の話だと思います。
特に公務員を始めとした事務系の職場では、ほぼ全ての業務において上司の承認がいります。
書類を作成しても報告書を書いても、上司が判子を押さない限りその業務は終わりません。
そのため公務員の世界のパワハラ上司の多くは『書類を突き返す』という攻撃を好みます。
難癖をつけようと思えば、いくらでもできるんです。
ちなみに私の元職場でも、全く同じ手続きなのに『パワハラ上司に気に入られている人の書類だけはすぐに承認される』ということが普通にありました。
公務員の世界に限らず『パワハラをすることで、結果的に仕事ができない状態にする』のがパワハラ上司の実態かと思います。
また、身近にパワハラ上司がいる方はこちらの本の内容もおすすめです。
他人にパワハラをするような人間は、あなたが思っている以上に歪んでいます。
ごく普通の接し方をしていても、普通の関係を構築することなどできないんです🍄
まとめ【パワハラに合いやすい人が悪いわけじゃない】
この記事では、パワハラされやすい人の特徴についてまとめました。
あくまでも私の個人的な考えにはなりますが、参考になれば幸いです。
また私は『パワハラを受けやすい人』は、優しい人や常識的な人が多いと思っています。
決して、パワハラに合う人が悪いわけではありません。
人は誰でも『全ての人に良く思われる』ことは、不可能だからです。
どんなに人気者の芸能人にもアンチがいるように、必ず誰かには嫌われるんです。
そのひとりが、パワハラ上司だっただけの話だと私は思っています。
パワハラされやすい性質を持っている方は、パワハラ上司には目をつけられるかもしれません。
でも逆に言えば、パワハラ上司と真逆の性格をしている人からは、好印象を持ってもらえる可能性が高いのではないでしょうか。
世の中には、嫌いな人に好かれて困る人もいるらしいです🍄
そう考えると『パワハラ上司と相性が良くない』というのは、悪い面ばかりではないように思います。
それに、いい年してパワハラなんてしてるような人は、普通の人は嫌いでしょう。
パワハラ被害に合うのはもちろん辛いけれど、嫌われたところでどうでも良い存在なのは間違いないと思います。
何が言いたいかというと、パワハラ上司のために、あなたが本来持っている「優しさ」や「常識的な性格」を歪める必要は全くないということです。
パワハラに合いやすい人は、あくまでもつけ込まれる隙を減らすことが有効だと思います。
また、既にパワハラで悩んでいる方は休職や転職も視野に入れることを忘れないようにしてください。
私は、パワハラというものは加害者から離れない限りそのストレスが続くと思っています。
どれだけ証拠を突きつけたところで、そういう人が根本的に変わることはまずありませんから。
私は、dodaを利用して転職しました。
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次の記事では、パワハラを受けやすい人の対処法についてまとめているので参考にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
他にも関連記事を色々と書いているので、合わせて読んでいただけると嬉しいです🍄
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