数年前まで本が全く読めなかった私がおすすめする『本が苦手な人でも読みやすい小説』を5冊まとめています!
この記事では、色々なジャンルの小説の中から次の3つの条件を全て満たすものを集めました♪
① 一気読みした小説
② ストーリー展開が早い小説
③ ラストが気になる小説
読書が苦手な方は、まだ自分に合った小説に巡りあえていないだけです。
自分が夢中になれる1冊に出会えたら、そこから一気に本を読む楽しさに気付けますよ♪
ぜひ最初の1冊選びの参考にしていただけると幸いです!
仮面山荘殺人事件【東野圭吾】
【あらすじ】
8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。
ミステリー系のアニメや推理ドラマがお好きな方には、こちらの1冊がおすすめです!
東野圭吾さんのミステリー小説というと、映画化されている『ガリレオシリーズ』や『マスカレード・ホテル』が有名かなと思います。
この2冊もとても面白いのですが、読みやすさでいうと『仮面山荘殺人事件』が1番だと私は思いました!
まず、ストーリー展開がかなり秀逸です!
『続きが気になりすぎて寝れない!』となるくらい、引き込まれました!
ラストにどんでん返しもあるので、すぐに2回目を読みたくなる作品です。
ページ数も300ページ以下だしとにかく読みやすくて面白いので、ぜひ1度手にとってみてください♪
キノの旅【短編小説】
【あらすじ】
『ひとつの国に滞在するのは3日間』というルールで色々な国を訪れる旅人キノと、その相棒で言葉を話す二輪車エルメスの旅の物語。キノとエルメスが訪れる国は個性豊な人々が暮らし、キノと様々な形で出会い、そして別れていく――
こちらは短編小説です!
例えていうなら漫画のワンピースのように、主人公のキノが色々な国を訪れるお話です。
人を殺すことができる国。大人の国。優しい国。などなど
シリーズ全体ですごい数の国を訪れます。
1つの国ごとに何か1つメッセージが込められていて、とても楽しく読めますよ♪
ただし『コロシアムが開催されている国の話』など、たまに残酷な話も含まれています。
中学校の図書館に置いてあることもある本なのですが、念のためご注意ください。
ちなみに大きなストーリーはつながっていますが、短編小説なのでどの巻から読んでも大丈夫です♪
そして、バトンは渡された【瀬尾まいこ】
【あらすじ】
幼い頃に母親を亡くすも、継母と2人で平和に暮らしていた優子。
しかし高校生の今は、二十歳しか離れていない“継父”と暮らしている。血の繋がらない親の間をリレーされながらも、全ての家族から愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。
この小説は、永野芽郁×田中圭×石原さとみ主演で映画化もされています!
本のページ数は多いのですが、台詞が多くてとても読みやすい1冊です。
この本も含めて、著者の瀬尾まいこさんの小説は『優しくて穏やかな文章』でつくられています。
どの小説も読みやすいものばかりなので、私は全て読破しました♪
ちなみにこの小説の映画版は、根本的な部分でストーリーが全く違いました。
映画は『泣ける名作!』みたいに勝手に作り替えられていて、唖然としてしまいました。笑
キャスト陣は原作のイメージぴったりだっただけに、個人的には残念でした🍄
原作は、心温まる優しい物語です!
登場人物それぞれが幸せそうに過ごしているラストに、自然と涙するような素敵な小説なのでぜひ1度読んでみてください!
青の炎【青春×ミステリー】
【あらすじ】
主人子の櫛森秀一は、高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との3人暮らし。その平和な家庭に、母が10年前に別れた男、曾根が現れた。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。
この本は『倒叙ミステリー』の代表作です!
嵐の二宮さんと松浦亜弥さんで、過去に映画化もされています。
倒叙ミステリーとは、犯人が最初から分かっていて、犯人の視点から物語が展開していく推理小説のことです。
この小説の主人公は、家族のために殺人に手を染めることを決意します。
殺人計画を考える段階から、事件後に刑事に徐々に追い詰められていく様子までが緊迫感とともに描かれています。
犯人視点で物語が進んでいくので読んでいてハラハラするし、ラストの展開は心に迫るものがあります。
『時間が立っても色褪せない名作』としてファンも多い小説なので、 ぜひ1度読んでみてください!
流浪の月
【あらすじ】
最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。少しずつ心が死んでいく私に居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。愛ではない。けれどそばにいたい。本屋大賞を受賞した息をのむ傑作小説。
この記事でおすすめしている小説の中では、こちらが1番新しい小説です!
広瀬すずさんと松坂桃李さんで、映画化もされました。
『未成年者の誘拐を美化した変な小説なのかな?』などと思いながら読んでみたのですが、全然違いました。
詳しいネタバレは避けますが、恋愛感情ではない確かな愛情で惹かれ合っている2人が描かれています。
また『自分が幸せだと思う選択肢』を選ぶことの難しさと大切さみたいなものについて考えさせられる、とても素敵な1冊だと思いました。
文体も物語の流れも、とても読みやすかったです。
この本も私は一気読みしてしまいました🍄
周りの人にふりまわされて心が疲れやすい方に、ぜひ1度読んでほしい小説です。
まとめ【私も本が苦手だった話】
冒頭にも書いたのですが、私も以前は全く本を読まない生活を送っていました。
読まないというよりも『私はそもそも本を読むのが苦手だ』と思い込んでいました。
今思うと、とても勿体なかったなと思います。
私と同じように『本が読めない』と思っている方は、実際のところはその本があなたに合っていないだけかもしれません🍄
自分が読める本に出会えたら、そこから読書の幅が少しずつ広がっていきますよ♪
同じジャンルを手に取ってみたり、同じ作者さんの本を読んでみたり。
また『自分は本が読める』ことに気付けば、映画の原作本なども気軽に手に取るようになりました♪
『本は違う世界に連れ出してくれる』とよく言いますが、本当にそうだと思います。
仕事帰りの混み合った電車の中でも、本を開けば、静かで落ち着いた空想の世界に心をうつすことができます。
本を読むことには、想像以上にたくさんのメリットがあります。
ぜひ本を読む楽しさを知ってほしいなと思います。
この記事でご紹介した5冊は、どれも展開が早くて読みやすい本ばかりです。
ご自身の興味のあるジャンルの本からぜひ1冊を選んで、読んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
他にも色々な記事を書いているので、合わせて読んでいただけると嬉しいです。
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