「進撃の巨人」の最終回で明かされた、ミカサの頭痛の原因について解説しています!
この記事では、次の内容についてまとめています。
① ミカサの頭痛の原因2つ
② ミカサが選ばれた理由
③ 始祖ユミルが消えた理由
「始祖ユミル」が何を象徴しているのかについても考察しているので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
SPONSOREDLINK
ミカサの頭痛の原因は2つ
最終回で、ミカサの頭痛の原因は「始祖ユミル」だったことが明かされました!
「始祖ユミル」が頭の中を覗いていた
あなただったのね
私の頭の中を覗いていたのは...
「進撃の巨人」の最終回では、ミカサが「始祖ユミル」にこのように話しています。
始祖ユミルが、ミカサの頭を覗くたびに、ミカサは頭痛を引き起こしていたということが分かります。
アッカーマンの自己防衛本能
それがどうして頭痛を引き起こすの?
ミカサは、リヴァイ兵長と同じく「アッカーマンの力」を有しています。
アッカーマンの力を持つ者は、
◆ 自己防衛本能
◆ 危機察知能力
に優れています。
「始祖ユミル」が頭の中を覗いているということを、ミカサは本能的に察知していた。
そういうことだと私は思いました。
ミカサが選ばれた理由
ユミルはどうしてミカサを選んだの?
「始祖のユミル」は、ミカサのような存在を2000年間ずっと待っていました。
自分と境遇が似ていたから
ミカサが選ばれたのは、始祖ユミルと共通している点が多かったからです。
① 深く愛している人がいる
② 愛する人を「超える力」を持っている
③ それでも愛する人にずっと従い続けている
「始祖ユミル」は、フリッツ王を愛していました。
「巨人の力」というフリッツ王を超える力を持っていたにもかかわらず、フリッツ王の意思に従い続けていました。
アッカーマンの力を持ちながら、エレンに従い続けるミカサと重なります。
ちなみにミカサは、エレンから命令されたりはしていませんが、
あなたが調査兵団に入るなら私もそうしよう
というミカサの発言からも分かるように、ミカサは基本的にはエレンの意思に従っています。
ミカサには、調査兵団に入りたいという気持ちはありませんでした。
エレンにも、本音としては入ってほしくないと思っていました。
でも、最終的にミカサはエレンを止めることはしません。
エレンがどんな選択をしたとしても、エレンの一番の味方として側にいる
そういう姿が「始祖のユミル」に選ばれた1番の理由だと思います。
「始祖ユミル」がミカサに期待していたこと
ユミルは、
エレンを愛し続けるミカサ
エレンに従い続けるミカサ
をずっと見ていました。
「始祖ユミル」は、きっとミカサに答えを求めていたのだと思います。
「自分では辿り着けない答えを示してくれる人」を、始祖ユミルは2000年もの間ずっと待っていたのでしょう。
ミカサの選択とは?
ミカサは最終的には何を選択したの?
「進撃の巨人」の最終回で、ミカサは「始祖ユミル」とは正反対の選択をしました。
「自分の意志」でエレンを止める決断をした
ミカサは、自分自身の意思でエレンを止めました。
もし、ミカサが「始祖ユミル」と同じ選択をしていた場合。
エレンには、きっと何か目的があるはず
私はエレンの味方をする
そう伝えて「人類の虐殺」に手を染めるエレンを、止めなかったでしょう。
むしろ、エレンを止めようとするリヴァイ兵長達と戦っていたのではないでしょうか。
「始祖ユミル」が、巨人の力をフリッツ王のために使い続けたように。
ミカサもアッカーマンの力を、エレンの意思のために使い続けたはずです。
でも、ミカサはそうしませんでした。
ミカサは、自分自身の意思で「エレンを止める」という決断をしました。
始祖ユミルが消えた理由
ユミルはどうして消えたの?
「始祖ユミル」は、そんなミカサを見たとき。
愛するということは、愛する人の意思に従い続けることではない
ということを、受け入れることができたのでしょう。
ユミルは、フリッツ王の意思に従い「永遠の時の中」で巨人を作り続けていました。
でも、それはユミルの意思ではありません。
むしろユミルにとってそれは辛いことで、決してやりたいことなどではありませんでした。
でも、
愛する人の意思に背けば、それは愛に背いたことになってしまう
この考えを覆してくれたのが、ミカサです。
ミカサは、ユミルと同じくらい強い力を持ち、同じくらい深くエレンを愛しています。
しかし、ミカサはユミルとは違います。
エレンの「人類を虐殺する」という意思には、手を貸しません。
エレンのことは愛してる
愛しているからこそ、自分の良心と意思に従って行動をした
そんなミカサの強い姿を見て、ユミルはフリッツ王の「愛の呪縛」から、自分自身を解放することができたのでしょう。
「始祖ユミル」は何の象徴?
ユミルって結局何なの?
始祖ユミルは、物語の中では「巨人の源」です。
始祖ユミルが、フリッツ王の意思に従い続ける限り、この世から巨人の力が消え失せることはありません。
いわば「争いの種」を象徴しているのでしょう。
実際に、現実世界の争いの種には「愛」が理由に含まれていることが多いです。
昔から大きな争いに発展しやすいのは「宗教への信仰心」です。
宗教は、決して悪いものではありません。
でも「神のために」という戦いには、答えがありません。
進撃の巨人では、ユミルの最期を通じて、
「自分の良心」と「自分の意思」に従うことも忘れてはいけない
そんなメッセージが込められているように思いました。
また原作最終刊では、ミカサとエレンを見つめる「始祖ユミル」の表情も描かれています。
アニメでは、ユミルの表情は隠れていましたが。
「フリッツ王からの解放」を示唆するように、ユミルがにっこりと微笑んでいる場面が心に残りました。
原作最終巻は、アニメとは違う点が多かったです。
アニメ派の方も、最終巻だけはぜひ読んでみてください♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
▼関連記事▼
▼おすすめの記事▼