【進撃の巨人】リヴァイ兵長が人気キャラである3つの理由!🌻真の強さと優しさが分かる5つの台詞について解説

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リヴァイ兵長が絶大な人気キャラクターになった理由は、

自己犠牲でもナルシストでもない「本当の強さ」と「優しさ」を合わせ持っているから

だと私は思います。

 

リヴァイ兵長は強いし、黒髪のイケメンキャラではありますが、人気の理由はそれだけではありません。

 

この記事では「リヴァイ・アッカーマンが多くの人にとってカッコよく見える理由」について、3つの視点から解説しています!

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「弱音と免罪符」を使わない

「進撃の巨人」では、リヴァイ兵長のキャラの魅せ方がとても上手だと思います。

 

リヴァイ兵長は口は悪いですが、実際には精神的にとても大人です。

 

その証拠に、リヴァイ兵長は作中で1回も弱音を吐きません。

 

ここでいう弱音というのは、

「自分にとっては免罪符になる言葉」

も含めてです。

 

物語が進むに連れて、実力だけではなく、主要キャラクターの誰よりも強い心を持っていることが、自然と読者に伝わるように描かれています。

 

エルヴィン団長でさえ弱音を口にしていた

進撃の巨人だと、たとえばエルヴィン団長のほうが、精神的に大人なイメージがあるかもしれません。

 

しかしエルヴィン団長は、ウォール・マリア奪還作戦で、

何度も死んだ方がマシだと思った

このまま地下室に行きたいが、仲間がそうさせてくれない..

という心境をリヴァイ兵長に伝えています。

 

これは何のためだったのかと言うと、自分ひとりでは決断ができなかったからです。

調査兵団の団長として役目を全うしたい気持ちの方が強いけど、夢を諦めきれない...

そういう葛藤をリヴァイ兵長に伝えることで、答えを求めているんです。

 

エルヴィン団長の中で、ほぼ答えは出ています。
でも、最後の1歩の決断を自分でできないのが「人間の持つ弱さ」なんです。

 

その気持ちをちゃんと察したリヴァイ兵長は、

俺は選ぶぞ...

夢を諦めて死んでくれ

とエルヴィン団長に告げています。

 

エルヴィン団長は、結果的に「本来であれば自分が下すべき残酷な選択を、リヴァイ兵長に促した」ということになります。

 

その後のエルヴィン団長の

ありがとう

というセリフもとても印象的でした。

 

人は誰でも弱音を口にする

エルヴィン団長の最後の会話からも分かるように、多くの人は弱音を口にしたり、周りの人に自分の感情を分かってもらうことで、自分のメンタルを調整しています。

 

「自分の感情に他人を巻き込むこと」は、多くの人が無意識のうちにしていることなんです。

 

時には、

相手から言って欲しい言葉がある前提で、弱音を口にする

ということもよくあります。

 

弱音は結果的に「免罪符」にもなるので「自分の心の中だけで消化する」ということは、現実的にはとても難しいです。

 

弱音を吐くことが悪いのではなくて「普通の人間」は、自分の言葉に多少の弱音を含ませてしまう生き物なんです。

 

リヴァイ兵長には必要のないこと

一方でリヴァイ兵長は、作中でたったの1回も弱音を口にしていません。

 

弱音どころか、自分の発言に少しの免罪符を含めたり、自分が少し良く思われる方の言葉を選んだり。

 

そういう一面が、リヴァイ兵長には欠片もありません。

 

弱音を口に出すことを「カッコ悪い」と思っているわけではなくて、リヴァイ兵長にとっては「ただただ必要のないこと」だからです。

 

これがもし、

 弱音を吐かない自分をカッコイイと思っている

 弱音を吐くのは弱い人間のすることだと考えている

とかだと、全くカッコよくないですよね。

 

リヴァイ兵長はわざわざ他人を巻き込まなくても、自分のメンタルを自分自身でコントロールすることができる

そういう「絶対的な強さ」を持っているからこそ、読者の心を強く惹きつけます。

特殊な「優しさ」を持っている

そしてリヴァイ兵長のすごいところは、

精神的に卓越しているにもかかわらず、弱い人の気持ちを理解し、それを行動で示しているところ

なんです。

 

「心の強さ」と「優しさ」は相反する関係

先ほど、

リヴァイ兵長はわざわざ他人を巻き込まなくても、自分のメンタルを自分自身でコントロールすることができる

そういう「絶対的な強さ」を持っていると書きました。

 

現実世界には、リヴァイ兵長ほど精神的に卓越している人はほぼいません。

 

そして、仮にそういう人がいたとしても、

精神的に卓越しているにもかかわらず、弱い人の気持ちをちゃんと理解できる人

は絶対に存在しません。

 

「強さ」と「優しさ」が、相反する性質を持っているからです。

 

精神的に卓越した人は、人の痛みを「同じ世界線」で理解することはできません。

 

逆に人の痛みを理解できる人は、精神的に弱い部分を必ず持っているものなんです。

 

両方持ち合わせているのはすごいこと

しかしリヴァイ兵長は、圧倒的な強さを持ちながら、同じくらいの優しさも持ち合わせています。

 

「VS.ケニー戦」では、

① 人の命を奪ってしまったアルミン

② 人の命を奪うことを躊躇ってしまったジャン

この2人を同じタイミングで、華麗にフォローするというすご技を見せつけています。

 

自己犠牲でもナルシストでもない「本当の強さ」と「優しさ」を合わせ持っている

このキャラクター性を物語の中で証明するのは、とてもすごいことだと思います。

 

物語の中で強さを表現することはできても「優しさ」を証明することは難しいように思うからです。

 

でも「進撃の巨人」では、そこも上手にクリアしています。

 

ポイントになるのは、リヴァイ兵長のセリフです。

 

リヴァイ兵長の魅力を引き立てる秀逸なセリフ5選

リヴァイ兵長のセリフは、とても良く考えられています。

 

物語の中で出てくるセリフには、

① 弱音

② 自己アピール
③ 免罪符になる言葉

が一切含まれていないんです。

 

だからこそ、台詞の1つ1つに込められている

「底知れない強さ」と「仲間への思いやり」

が読者の心にストレートに響きます。

 

次は印象に残ったリヴァイ兵長のセリフについて、5つ厳選してご紹介したいと思います!

アルミンとモブリットはハンジを外に連れ出せ

★「ケニー率いる憲兵団」との戦いにおける終盤のリヴァイ兵長の台詞

ケニーとの戦いでは、ハンジさんが負傷してしまいます。

 

逃げ道も塞がれてしまった状況で、アルミンが天井の穴を発見します。

 

アルミンの報告を聞いたリヴァイ兵長は、瞬時に、

アルミンとモブリットはハンジを外に連れ出せ!

と、怪我をしたハンジさんを救出するように指示を出します。

 

いわゆる普通のキャラクターなら、

アルミンとモブリットはハンジを連れて先に逃げろ!

って言うと思うんですよね。

 

この2つの発言は、意味は同じだし、結果も同じです。

 

でも後者のほうが、読者からしても、アルミン達の心理からしても、

リヴァイ兵長優しいっ!!

ってなりますよね。

 

でもリヴァイ兵長の台詞には、

自分にとってプラスになる言葉

が欠片も含まれていないからこそ「シンプルにカッコいい」という印象になります。

 

自分がどう思われるかは重要なことじゃない

この絶対的な価値観が根本にあるからこそ、リヴァイ兵長セリフの1つ1つのカッコ良さが引き立っています。

すまない、預かった仲間を死なせてしまった

★ ケニー戦でのリヴァイ兵長の台詞

ハンジ班から何人か借りたリヴァイ兵長でしたが、ハンジさんの部下は全員ケニー達に命を奪われてしまいました。

 

ハンジさんと顔を合わせたリヴァイ兵長は、

お前から預かった仲間も死なせてしまった。すまない

と謝ります。

 

ここも普通なら、

お前から預かった仲間もケニーに殺されてしまった。すまない

って言うと思うんですよね。

 

この微妙な違いが「リヴァイ兵長」というキャラクターの凄さです。

 

先ほども少し書きましたが、人というのは無意識のうちに自分の言葉に「少しの免罪符」を使ってしまうものです。

それは仕方ないよ

と言ってもらえる余地を、ほんの少しは含ませてしまうものなんです。
そもそも、実際にリヴァイ兵長は何も悪くないですから。

 

でもリヴァイ兵長の伝え方には、一切の免罪符が含まれていません。

 

ちなみにアニメでは、リヴァイ兵長のこの言葉に対してハンジさんは何も返しません。

 

リヴァイ兵長の考えを分かっているからこそ「仕方ないよ」という言葉をあえて飲み込んで、リヴァイ兵長に視線を送るハンジさんがとても印象的なシーンでした。

 

俺は獣の相手だ

★ エルヴィン団長が命を落とした「ウォール・マリア奪還作戦」の終盤の台詞

 

リヴァイ兵長は、敗走の手段として、

新兵とハンジ達の生き残りが馬で一斉に散らばり、岐路を目指す
それを囮にして、エルヴィンたちを乗せたエレンが駆け抜ける

という案を出しました。

 

エルヴィン団長から、

リヴァイ、お前はどうするつもりだ?

と聞かれたリヴァイ兵長は、

俺は獣の相手だ

と答えます。

私はこのセリフが、めちゃくちゃカッコイイと思いました!!

 

この台詞も、普通は、

俺はここで獣を足止めして、お前達が逃げる時間を稼ぐ

って言うと思うんですよね。

 

またまた意味は同じです。
でも、リヴァイ兵長の台詞は「俺は獣の相手だ」です。

ストレートでカッコ良い!!

このストレートな強い台詞が、私の心にはめちゃくちゃ響きました。

 

リヴァイ兵長の台詞って、作者の方が1人で考えたんですかね??


どのセリフもリヴァイ兵長らしい言葉選びになっていて、本当にすごいなと改めて思いました。

 

獣の巨人は俺が仕留める

ウォール・マリア奪還作戦における

獣の巨人は俺が仕留める

も無駄な表現が一切なくて、カッコイイですよね。

 

しかも「巨人をつたって忍び寄る」などという、ハードルの高すぎる作戦です。

 

普通は「できるか分からないけど、やるしかない!」という感情が、少しは言葉に現れてしまうと思うのですが。

 

この状況でちゃんと断言ができるのが、リヴァイ兵長の凄さです。

まだそこにいるのか...?

最後の1つは、ジークによって巨人に変えられてしまった仲間たちに向けられたリヴァイ兵長のセリフです。

脊髄液入りのワインで巨人に変えられてしまったんだよね...

ジークを追うためには、巨人に変えられた仲間をリヴァイ兵長が1人で討ち取る必要がありました。

 

この場面で、リヴァイ兵長の葛藤を現す台詞をいれるとして、ありがちなのは、

お前達を殺さないといけないのか...!?
でも...!!

みたいな台詞でしょうか。

 

でも実際のリヴァイ兵長のセリフは、

まだそこにいるのか...?

でした。

 

巨人に変えられた仲間が、巨人のうなじでまだ生きている。

 

リヴァイ兵長の心のベクトルは、どんな状況でも仲間に向けられていることが分かります。

 

「仲間を殺さないといけない自分」ではなくて「巨人に変えられた仲間」にベクトルが向き続けている

たった一言のセリフで、リヴァイ兵長の魅力がよく分かる秀逸なセリフだなと思います。

 

リヴァイ兵長の強さはアッカーマンの力ではない

こんな感じで、リヴァイ兵長のセリフからは

① 弱音

② 自己アピール
③ 免罪符になる言葉

の一切が排除されています。

 

作中では、他にも印象に残るセリフがたくさんあります。

 

またリヴァイ兵長の絶対的な強さは、アッカーマンの力とは関係がありません。

 

実際に、同じ力を持つミカサは、何度もリヴァイ兵長にフォローされています。

 

ミカサは、エレンのことしか見えなくなるたびに、リヴァイ兵長から「冷静になれ」と止められていました。

 

作中では、アニを追跡しているときや、ケニー達に攫われたエレンを追っているとき。

 

少なくても3回は、リヴァイ兵長に全力で止められています。

 

そして最終回でも

俺の足が万全でもあそこに突撃することはしない
だから落ち着けミカサ

と諭されていました。

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まとめ【リヴァイ兵長の人気の秘密】

色々と書きましたが、最後にもう1つ。

 

リヴァイ兵長が人気キャラクターである理由の1つは、読者に「幸せになってほしい」と願われていることにあると思います。

 

リヴァイ兵長は、確かにカッコイイです。
見た目もカッコイイし、強いし、頭の回転も速いし、優しいです。

 

嫌な言い方を使うと、それに加えて、

「報われてほしい」

「幸せになってほしい」

と読者に思わせることに成功しているんです。

 

ファンに「幸せになってほしい」と思わせることができれば、キャラクターにとってそれ以上の幸せはないでしょう。

 

ただカッコイイ。
ただ優しい。

 

それだけでは、ここまで魅力のあるキャラクターには成長しません。

 

「進撃の巨人」で生み出されたリヴァイ兵長というキャラクター。
「これは狙って創造できるものなのだろうか」と思うことがあるくらい、完成度が高いと思います。

よくいるただのイケメンキャラでしょ?

と思っていた私も、物語が進むにつれて自然と明かされるリヴァイ兵長の魅力に驚きました。

 

同じように「なんでこんなに人気なの?」と思っている方は、ぜひ「進撃の巨人」を見てみてください♪

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「進撃の巨人」の考察記事は、他にもいくつか書いているので、よければ合わせて参考にしてください!

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