【公務員試験最終合格】意向調査の流れ!実体験を元に詳しく解説🌻意向確認って何するの?質問されることとおすすめの答え方

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公務員試験に合格したみなさん、おめでとうございます!

この記事では、県庁・市役所の最終合格者の方に向けて「意向調査の流れ」を解説しています。

 

元公務員の実体験を元に、

① 意向調査で質問されること

② おすすめの答え方
③ 併願先の意向調査ではどう答えるべき?

とう疑問についてまとめているので、ぜひ参考にしてください!

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意向調査って何?

地方公務員試験に最終合格すると「意向調査」について案内されます。

 

公務員試験は「複数の自治体を併願受験する人」が多いです。

そのため最終合格者に対して、

入庁の意思があるかどうかを確認すること

が目的になります。

 

ちなみに後で詳しく解説していますが「意向調査後の内定辞退」も普通に可能です。

 

ただし「入庁します!」と自ら申告すると、心理的には内定を辞退しづらくなりますよね。

 

「意向調査は形だけ」とよく言われますが、

内定辞退を防ぐ

という目的を兼ねるためにも、実施している自治体が多いです。

まずは書面で確認

意向調査は、

① 書面

② 面談

のどちらか、もしくは両方において実施されることが一般的です。

 

両方が実施されている自治体では、意向調査票と一緒に「面談実施日の案内」が送られてくることが多いですね。

 

ちなみに私の自治体の意向調査票は、住所と名前を記入して返送するくらいの、簡単な様式が使われていました。

 

面談は「健康診断」と同日に実施されることが多い!

公務員試験に合格すると、健康診断が実施されます。

 

健康診断のやり方は、自治体ごとに違います。

① 実費で健康診断を受診して、結果だけを送付する
② 
日時を指定して「指定医療機関」で健康診断を受診させる

の2パターンが多いです。

 

そして②の場合は、健康診断と意向調査を同じ日程で行うことが多いと思います。

 

例えば「午前中に面談を実施して、午後から健康診断を受診する」という感じですね。

 

規模が大きい自治体ほど、パターン②のほうが多いような印象があります。

 

意向調査では何を聞かれる?

意向調査は、本当に形だけのものです。

 

面接ではないので、志望理由や自己PRを求められることはほぼありません。

 

基本的には、次の流れで進められることが多いです。

 入庁の意思はありますか?

 希望の配属先はありますか?
 注意事項について案内

では順番に、一番無難な答え方をご紹介していきます!

意向調査の答え方!

入庁の意思はありますか?

この質問については、はっきりと「入庁する意思がある」と答えることをおすすめします。

はい、ぜひ入庁したいと考えておりますのでよろしくお願いいたします

と「受かって嬉しい!」という明るい雰囲気で伝えればOKです。

 

ちなみに、もし「第一志望の自治体の結果待ち」だった場合なのですが。

 

その場合も「まだ迷っています」などと正直に伝えない方が良いと私は思います。

 

その理由は、

結果的に入庁することになったときに不利益を被る可能性がゼロではないから

です。

 

嫌がらせとかではなくて「入庁するか分からない状態の新規職員」は配属先を安易に決めるわけにはいきません。

 

結果的に「人数の多い激務部署」への配属確率が高まるかもしれません。

 

そのため、あくまでも「よろしくお願いします」というスタンスで行かれることを個人的にはおすすめします。

 

あなたの人生はあなただけのものなので「後で自分が困らない選択をすること」を優先したほうが良いと私は思います。

 

希望の配属先はありますか?

この質問も「雑談」だと思っておいて大丈夫です。

 

具体的な答え方としては、

面接で答えた内容と全く同じ内容を繰り返すこと

をおすすめします。

面接でもお伝えしたとおり●●に関心があるので、●●関係の部署の業務に関心を持っています

と答えておくと無難かなと思います。

何か質問はありますか?

意向調査は、1番最後に「逆質問」をさせてくれることが多いです。

 

質問が特にない場合は、

現段階では特にございません。ありがとうございます

と答えれば大丈夫です。

 

また、

 他の併願先を辞退する時期

 現職の退職を伝える時期

について迷っている方は、その旨を尋ねてみることがおすすめです。

 

実際に、既卒の方は次のように質問される方が多いです。

就職が確定次第、現職の退職手続きを行いたいと思っております。最終合格はまだ採用決定ではないと通知書に書かれていましたが、採用決定はいつ頃になるのでしょうか?

このように聞くと、次のような回答が返ってくることが多いです。

 

現段階では最終合格になりますが、ここ10年は最終合格者全員に採用通知を出しています。暴力事件などよっぽどのことがない限りはご安心いただいて大丈夫です

ちなみに地方公務員の場合は「最終合格者=採用決定」と解釈して大丈夫です。

 

もし正当な理由なく「採用漏れ」が発生したら場合はニュースになりますから。
実際に過去にニュースになっている自治体が存在しています。

 

公務員の「採用決定通知」は退職者数の確定後に送付されるため、かなり遅い時期になるんです。

 

3月になって「採用漏れ」なんて発生したら、既に併願先は辞退している人がほとんどなので大問題になってしまいます。

それを避けるために、まともな自治体では「採用漏れ」は発生させないので安心して大丈夫です。

 

注意事項についての説明

最後に「採用決定されない事態を防ぐための注意事項」について説明されます。

① 暴力事件

② 傷害事件
③ 車の運転の事故

には充分気を付けるように言われることが多いかなと思います。

 

親戚の確認

職員数の多い自治体へ就職する場合は「身内の有無」を必ず確認されます。

 

身内とは、別の部署に配属するためです。
これは本人のためではなくて「自治体内における不正を防ぐ」という意味合いが強いです。

 

遠い親戚が働いている場合や、採用職種が違う場合であっても、あらかじめきちんと申告しておきましょう。

 

「併願先の意向調査」の答え方について解説!

先ほども書きましたが「併願先の意向調査」であったとしても、面談を受けるその瞬間は「入庁します」という気持ちで受けることをおすすめします。

 

地方公務員の最終合格は「=採用決定」とほぼ同じ意味になります。

 

しかし99.9%は採用されるとしても「100%採用します」と断言してもらえることはありません。

 

心が痛む方もいるかもしれませんが、受験者側だけが「100%入庁します」と宣言しないといけない状況には違和感があることも事実です。

 

さすがに「採用人数が1人しかいない」という自治体をキープするのはマナー違反かなと思いますが。

 

そうではないのなら、最終合格者数は「内定辞退」を想定した上で決定されています、

 

そのため罪悪感などを感じる必要はないと、個人的には思います。

 

そもそも「その場に応じて適切な発言を選ぶこと」は社会人になると当たり前のことです。
実際に公務員になると「本音と建前の使い分け」が当然のように求められます。

 

そのため、たとえ第一志望ではなかったとしても、

自分の状況によってはその自治体に入庁してもいい

と思っている場合は、意向調査においても「よろしくお願いいたします」とお答えすることを個人的にはおすすめします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また公務員になると「職場専用の印鑑」が必ず必要になります。

 

その理由と印鑑の選び方は次の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください♪