公務員試験の内定辞退は「入庁予定日の2週間前まで」なら可能です!
この記事では、
① 公務員試験の内定辞退が可能な理由
② 辞退するときの流れ
③ 怒られたときの対処法
について解説しているので、ぜひ参考にしてください!
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- 公務員試験の「内定辞退」は実はいつでも可能!?
- 2週間前までに連絡するべき理由とは?
- 内定辞退の伝え方について
- 辞退理由を聞かれたらどうする?
- 内定辞退で怒られることはある?
- 【まとめ】内定辞退は謝るべき?
公務員試験の「内定辞退」は実はいつでも可能!?
公務員試験の最終合格者は、入庁式の日に「内定承諾書」に準ずる書類を提出します。
辞令交付も、入庁日付けで発令されます。
そのため厳密に言えば、入庁式の前日に、
私情により就職できなくなりました!
と申し出ても、訴えられる心配はありません。
そもそも私たちには「職業選択の自由」が保証されているので、自治体側が損害賠償請求をすることはまずあり得ません。
2週間前までに連絡するべき理由とは?
じゃあどうして2週間前が内定辞退の目安なの?
それは法律上の理由というよりも、自治体側の内情によります。
たとえば入庁式の直前に「内定辞退」をしたとします。
しかしあなたの席はすでに決まっているし、配属先で机も用意されています。
配属先では、あなたの名前も伝わっているでしょう。
単純にかけてしまう迷惑が大きすぎるし、この状況だとあなたも少し恥ずかしいですよね?
そのため、
無難に内定辞退ができるデッドライン
が「入庁日の2週間前」なんです。
でも2週間前とかギリギリすぎない?
と思われるかもしれませんが、民法上は「2周間前」という考え方も根強いです。
自治体側としても「2週間前までの内定辞退」は想定の範囲内です。
内定辞退は早いことに越したことはありません。
でも、それぞれ事情があることは当然の話ですよね。
そのため内定辞退を考えている方は「2週間前」をひとつの目安として覚えておきましょう!
内定辞退の伝え方について
公務員試験の内定辞退は、次の流れが一般的です。
① 電話もしくはメール連絡
② 内定辞退書の返送
③ 書籍等の返還
まずは電話で「内定辞退」について連絡しましょう!
電話連絡のやり方
最終合格をいただいている●●と申します。大変申し訳ないのですが、内定辞退について相談させていただきたくご連絡いたしました
とお伝えしましょう。
電話が苦手な方は、まずはメールでも大丈夫です。
ただし、自治体の担当者によれば「メールを全く見ていない」という状況もあり得ます。
そのため午前中にメールを送って、翌日の午後までに返信がなければ、
昨日メールでもお伝えさせていただいたのですが、内定辞退の件についてご連絡させていただきました
と改めて電話連絡することをおすすめします。
内定辞退書はどうする?
「内定辞退書」は、自治体ごとにフォーマットが存在していることがほとんどです。
案内された書式に記入して返送すれば、内定辞退の手続きは完了します。
また最終合格後に「参考書籍」などを受け取っている場合は、そちらも一緒に返送することを忘れないようにしてください!
辞退理由を聞かれたらどうする?
理由を聞かれたらなんて答えよう...
と悩んでいる方に向けて、次は「辞退理由の伝え方」について解説していきます!
理由を聞くのはなぜ?
公務員試験の辞退理由は、99%くらいの確立で、
別の自治体へ就職することにしたから
です。
しかし内定辞退を申し出ると、辞退理由を確認されることが多いです。
その理由は「人事担当者が後で上司から質問されるため」です。
参考までに辞退理由をお聞かせいただけますか?
と質問されるのは、あくまでも「後で自分が困るから」です。
責められている気持ちになる方もいるかもしれませんが、実際のところは「とりあえず質問しているだけ」なので、深く気にしなくても大丈夫です。
おすすめの答え方
一般的には、正直に、
別の自治体へ就職することにいたしました
大変申し訳ございません
と答える方が多いかなという印象です。
ただしギリギリまで迷っていた場合は、正直には言いづらいですよね。
その場合は、
両親とも相談してよく考えたのですが、一身上の都合で内定は辞退させていただきたいと考えております。大変申し訳ございません。
と無難な答えを返しておくことをおすすめします。
先ほども書きましたが、人事担当者はあくまでも、
なんで辞退されたの?
と上司やトップ陣から聞かれたときに、答えられる状態にしたいだけなんです。
「一身上の都合」で押し切っても、特に問題はありません。
内定辞退で怒られることはある?
公務員試験の内定辞退は、基本的に怒られることはあまりありません。
ただし本当にギリギリで内定辞退した場合は、担当者によっては、
① 嫌味を言われる
② 嫌な態度を取られる
ということは充分に考えられます。
特に「採用人数が1ケタ」など小規模の自治体を辞退するときは、歓迎はされないかなと思います。
ただし怒られたとしても、現実的にはそこまで気にする必要はありません。
担当者はなぜ怒る?
自治体によると、あからさまに迷惑そうな対応をされるかもしれません。
しかしそれは何故かというと、
後で自分が上司から怒られるから
に過ぎません。
新規職員の内定辞退は、自治体によっては「トップ」が目を光らせています。
直前に辞退されると市長や副市長から「どうしてそんなことになるんだ!」と理不尽なお咎めを受ける場合があるそうです。
気の毒といえば気の毒ですが、最終合格者には「就職先の自治体を選ぶ権利」が保証されています。
後で自分が怒られるからって、その怒りを転嫁されたところで、
知らんがな
って思っておけば良いと個人的には思います。
そもそも「内定辞退」は珍しくない
大前提として「公務員試験の内定辞退」は全く珍しいことではありません。
そのため、
辞退者を見越した採用活動
は当たり前のお話です。
採用予定人数を超えて「最終合格者」を出しているところも多いし、中には「補欠合格者」を発表している自治体もあります。
当たり前の「内定辞退」について過剰に怒られることがあれば、
やっぱり辞退してよかった~
と思っておくことをおすすめします。
裁判を起こされることはあり得ない
学生さんの中には、
損害賠償請求をされたらどうしよう...
と不安に思う人もいるみたいですが、公務員試験の場合、その心配はまず要りません。
公務員の内定を辞退されたところで、損害なんて何一つ発生しないからです。
「入庁すらしていない一般人を訴える」なんて、そんな面倒なことをする自治体はないでしょう。
そもそも、ギリギリの時期に内定辞退されたとしても、
入庁と同時に休職したいんですけど...
などと相談されるほうが面倒なんです。
「自ら内定辞退をする」と言っているのなら、間違いなく了承をもらえます。
【まとめ】内定辞退は謝るべき?
公務員試験の内定辞退は、よくあることです。
そのため嫌な態度を取られたり、万が一怒られることがあったとしても、
知らんがな
って思っておけば良いと思います。
ただし、表向きだけは、
せっかく合格をいただいたのに、大変申し訳ございません
とお伝えすることをおすすめします。
ほとんどの自治体では、こう伝えるとスムーズに内定辞退ができるからです。
また内定辞退は「当たり前の権利」ではありますが、迷惑をかけることになるのも事実です。
あなたが他の自治体に就職するのなら今後、別の自治体と関わる機会もあるかもしれません。
そのため、あくまでも、
常識的な対応の1つ
としてマナー代わりに謝罪の言葉を口にしておくことをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
他にも色々な記事を書いているので、合わせて参考にしていただけると嬉しいです。
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