公務員はコネ採用がある?田舎の市役所はコネばっかりって本当?🌻元公務員が実態を解説!

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公務員試験の「コネ採用」ですが、今の時代には存在していないと思って大丈夫です!

この記事では、

① コネ採用が今の時代にはない理由

② コネ採用があるという噂の正体
③ 田舎の市役所のコネ事情

について元公務員の経験を元に解説しているので、参考にしてください!

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市役所・県庁のコネ事情について

コネ採用って今でもあるの?

まず普通規模の自治体では、コネ採用はありません。

 

昔はコネ採用がバレて、処分された事例もありましたが、今の公務員試験ではみんな平等に採点されています。

 

開示請求をされると面倒なので、今のご時世は「答案用紙の捏造」なんてあり得ないことです。

 

そもそも「身内の情報」は面接官は知らない

さらに、最近は「公務員のコネ採用」は厳しい目で見られています。

 

そのため、後になってから「コネ採用」を疑われないように、

「身内に関する質問」は一切行ってはいけない

と面接担当者は事前に厳しく言われています。

 

受験者がコネ事情を明かした場合

また仮に受験者側が、

私の父は●●をしておりまして~

などと自ら話してしまった場合。

 

そのときは有利になるどころか、

後でコネ採用だって責められないようにしないと...

という心理が面接官側に働きます。

 

そのため、結果的に厳しい目で採点されることが多いように思います。

 

何らかのコネを持っている受験生がいたとしても、

面接では身内の情報を話してはいけない

これは今となっては当たり前のお話です。

コネ採用の噂の正体は?

「公務員は普通にコネ採用がある!」と言われるのは、

公務員の世界には「2世職員」がとても多い

という実態があるからだと思います。

 

たとえば、県庁職員の息子が「市役所職員」として働いていたり。
県立高校の教員の娘が「県庁職員」として働いていたり。

 

さらに規模が大きい自治体では「親や兄弟と同じ自治体へ就職する」ということも普通にあります。

身内に公務員がいるから、自分も公務員になった

は全くもって珍しいことではありません。

2世職員がコネ採用ではない理由

私の自治体でも「2世職員」の方は普通にいらっしゃいました。
でも彼らはコネ採用ではありません。

 

先ほども書きましたが、みんな面接では親の職業を明かさずに受験しているからです。

親が働いているから受験しました!

などと自ら面接で明かした人は、コネ採用になると面倒なのでおそらく減点対象になるでしょう。

あまり羨ましくない理由

でも親と同じ職場なんて、就職後になんとなく優遇されそう~

と思う人もいるかもしれません。

 

しかし元公務員としては「2世職員」を羨ましいと思ったことはあまりありません。

 

そもそも新卒で公務員になった人の親は、退職間近の50代であることが多いです。
親と同じ職場といえども、それは数年だけのお話です。

 

さらに私の自治体では「パワハラ上司のいる部署」に新採が配属される場合は「2世職員」が選ばれることが多かったです。

 

たとえば新採がパワハラが原因で休職、そして退職したとします。

 

その次に補充要員として配属される新採は「2世職員」であることが多かったですね。

 

私の自治体では、パワハラによる離職者がとても多かったんです。

 

でもパワハラ上司に注意しようという考えはなかったので、

パワハラ上司の部署にはパワハラに合いにくそうな人

を意図的に配属していたのでしょう。

 

もちろん、表立ってそんな方針が掲げられていたわけではないので推測にはなります。

 

でも、

なんかあの部署2世ばっかり集まってるよね?

と思うことは普通にありました。

 

また、

〇〇さんの娘さんが入庁したらしいけど、●●部署に配属されたんだって~

え、そこって去年の新採さんが退職したところですよね?

みたいな会話をしたことも覚えています。

 

こんなパワハラ対策しかできない自治体は他にないかと思いますが、こういうところも実際にあるよというお話でした🍄

仮にあったとしても気にするべきでない理由について

また「コネ採用はない」と言われたとしても、

でもあなたの知っている自治体の話だよね?

と言われると「そうです」としか言えません。

 

実際に全国各地の自治体で「100%コネ採用はないのか」というのは、確かめようがありません。

 

ただですね、実際のところ「コネ採用の有無」は受験者側にはあまり関係のないことだと思います。 

 

万が一、コネ採用される人が1人決まっていたとしても、数としては間違いなく「普通に採用される人」のほうが多いです。

 

最初にも書きましたが、普通規模の自治体では、

コネがないと受からない

ということはあり得ません。
自信をもって最終合格を目指しましょう!

 

田舎の自治体ではコネ採用が残っている?

ただし「かなり田舎にある小さな自治体」では、実態としてはコネ採用が残っていると私は思っています。

 

しかし、これは誰にも責めることはできません。
なぜなら「公務員試験の内定辞退」は当たり前だからです。

 

ど田舎にある小さな自治体の採用人数なんて、

数年ごとに1人~2人

とかです。

 

その数人のために、時間とお金をかけて採用活動が行われます。
しかしその貴重な採用枠を、

「国家公務員試験の滑り止め」

としてキープされてしまうと、採用活動の意味がないですよね。

 

そのためコネというよりも、

 採用したら確実に就職してくれる人

 地元の人

しか結果的に採用されたことがないという自治体は、充分考えられます。

 

最終合格者が「地元の権力者の息子」だったとしても、現実的には致し方ないだろうと個人的には思います。

 

もしも「田舎の自治体のたった1人の採用枠」を勝ち取りたいのなら、

 面接の前に移住する

 これからここで暮らしますと宣言する

これくらいの勢いで熱意を証明することをおすすめします!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他にも色々な関連記事を書いているので、よければ合わせて読んでいただけると嬉しいです!

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