「公務員1年目だけどもう辞めたい!」
と思う人の気持ちもよく分かりますが、1年未満の退職にはリスクが大きいと個人的には思います。
この記事では、
① 公務員を1年目で辞めることは避けるべき2つの理由
② 1年目で辞めた人たちはどんな人?
という疑問について、実体験を元に解説しています。
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「公務員1年目の退職」は避けるべき2つの理由
私は、元公務員です。
本音としては、
辛かったら辞めたらいいよ〜
と言ってあげたいです。
1年目で辞めたくなっている方の気持ちが、とてもよく分かるからです。
でも「元公務員」の肩書きを持っている私としては、
公務員を1年目で辞めるのは絶対に避けたほうがいい
と心から思っています。
転職活動に苦労するから
1つ目の理由は「元公務員の転職活動」は、苦労することが多いからです。
私の実体験はKindle本「公務員から民間事務職へ転職してみた」で詳しく明かしていますが、
元公務員は「元公務員」としてしか見られない
という現実があります。
もしたった1年で公務員を辞めてしまうと、
◆ 書類選考の通過率が下がる
◆ 面接で公務員を辞めた理由を答えにくくなる
という問題が、高い確率で生じます。
「明確な転職理由」や「就きたい仕事」がない人は、せめて2年は公務員を続けたほうが良いと個人的には思います。
勿体ないから
2つ目の理由は、単純に勿体ないからです。
私は公務員を退職するという選択肢をとっていますが、そんな私でも、
1年目で見切りをつけるのは早すぎる!
と思います。
なぜなら「公務員の1年目」は本当に本当に大変だからです。
覚えることが山積みなのに、先輩はあんまり助けてくれないし、そればかりか大量の雑用を押し付けられて「時間の搾取」が繰り返される...
◆ 公務員やめたい...
◆ 公務員に向いていない...
とあなたが思うことは、当然のお話なんです。
1年目で辞める人は、実際のところは「入社して数ヶ月」で辞めることを決断している人が多いです。
個人的には、とりあえず最初の1年間は、なんとなく、それなりに働いてみることがおすすめです。
頑張りすぎなくても大丈夫です。
どんなに頑張ったって、公務員1年目は大変すぎるからです。
なんとなく2年目までたどり着くことができれば、
◆ 就職した自治体の方針
◆ 他の部署の雰囲気
が少しずつ見えてきます。
公務員を退職するかどうかは「自分の置かれている状況」を客観視できるようになってから決めたほうが良いと思います。
「忙しすぎる公務員1年目」の時期は、あなたの判断を確実に鈍らせます。
それはひとつの事実として、決して忘れないようにしてください。
1年目で辞める人はどれくらいいる?その理由は?
じゃあ公務員を1年目で辞める人はあんまりいないの?
私は「1年目で辞めるのは早すぎる」と書きましたが、実際は1年以内で退職する人も普通にいます。
私の同期の中にも、1年目で退職した人は何人かいました。
しかしその多くは「専門職採用」もしくは「民間経験者」でした。
専門職採用の方は、もともと「資格採用」です。
公務員を退職したとしても、資格を活かして民間企業や研究機関で働くことができるのだと思います。
民間企業からの転職組は、民間での職歴があります。
そのため、前職と同じ職種に転職が可能になります。
「資格も職歴も持っていない一般事務職員」とは、公務員の早期離職に対するリスクが全く違います。
① 公務員の仕事がつまらないと感じる人
② 他にやりたい仕事が明確にある人
そういうアグレッシブな性格の方を除いては、公務員として少なくても2年は働いてみることを個人的にはおすすめします。
1年目で辛すぎる状況の方へ
◆ 仕事が覚えられない...
◆ 忙しすぎる...
◆ パワハラ上司がいる...
など公務員1年目で「辞めたい」と思い詰めるくらい辛い状況の方もいらっしゃるでしょう。
実際のところ、公務員を1年未満で退職したとしても、人生はなんとでもなります🍄
最近は労働人口も減ってきているので、公務員でいることで心を病むくらいなら、公務員を退職するほうが絶対に良いと私も思います。
でも「人生はなんとでもなる」は事実でも、自分の人生を歩んでいくのは、自分自身しかいないんです。
これもまたひとつの事実として、受け止めなければいけません。
現実的なアドバイスとしては、
辞めたいけどもう少しくらいなら働けるかな...
という状況の方なら、公務員を1年目で退職することに対して、私は背中を押せません。
1年目で退職するなら、たとえ休職してでも、退職時期を引き伸ばしたほうが良いと個人的には思います。
また、私は最終的には公務員を退職しています。
① 私が公務員を退職した理由
② 実際の転職活動について
③ 私が選んだ仕事
④ 公務員の退職を迷っている方に伝えたいこと
などについて、1冊のKindle本に詳しくまとめています。
ご興味のある方は、ぜひご一読ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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