この記事では実体験を元に、公務員を退職してよかったことを7個ご紹介しています!
① 公務員より民間のほうが良いところはどこ?
② 公務員を辞めて良かったことを具体的に知りたい!
という方の参考になると幸いです♪
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職場環境は民間のほうが良い
待遇や福利厚生は、公務員が圧倒的に恵まれています。
ただし一概には言えませんが、
① パソコン設備
② 机・備品
③ 室内の温度
などの職場環境については、民間のほうが良い場合が多いように思います。
デスクトップパソコンが普通
★ 公務員 ··· ノートパソコン
☆ 民間 ··· デスクトップパソコン
民間企業では、従業員にデスクトップパソコンを支給していることが多いです。
ずっと民間で働いている友達に聞いてみても、職場ではデスクトップパソコンを使っているという子ばっかりです。
公務員は、部署によっては未だにノートパソコンを使います。
ちなみにパソコンを持ち歩く機会が全くなくても、ノートパソコンしか支給されていないことは普通にあります。
管理職も含めて「未だに全員がノートパソコン」という職場は、割合としてはとても珍しいと思います。
ちなみにデスクトップパソコンは画面が大きいので、仕事の効率がかなり上がります。
目も疲れにくいし、首も痛くなりません。
私は、公務員のときは『別にノートパソコンでもなにも困らないしー』などと思っていたのですが。
それは、デスクトップパソコンで仕事をする快適さを知らなかっただけなんですよね。
今となっては少し恥ずかしいです。笑
それくらい、デスクトップとノートでは仕事の効率が変わります🍄
机が広い
★ 机が広くて、引き出しも多くて、紙の書類も少ないかも!?
公務員の職場は、係員の机は狭くて小さいことが多いです。
また紙の書類も多いので、机の上は定期的に片付けないとぐっちゃぐちゃになります。笑
民間では、会社によっては『両袖机』といって、左右に引き出しがある机を使います。
紙の書類も少ないことが多いので、1番下の引き出しを『鞄入れ』として使っている人がいるくらいです。
今となっては、公務員のときはあんなに小さい机で、しかもノートパソコンで、大量の紙の書類を管理しながらよく仕事ができていたなと思います。笑
オフィスビルなら冷暖房が完備
夏は涼しくて、冬は暖かい♪
また街中のオフィスビルに入っている会社では、冷暖房が完備されています。
ちなみに私の働いていた自治体では、真夏でも冷房が全く効いていませんでした。
冬はカイロを片手に仕事をしたりなど、かなりブラックな職場環境でしたね。
ちなみにオフィスビル内の会社では、真夏には「小型扇風機」ではなくて「冷えすぎたときに羽織れるカーディガン」を自分の席に置いている人が多いです。
元公務員の私は、対照的すぎてなんとなく面白いなと感じてしまいます。笑
あと求人票を見てみると『お茶とコーヒーは飲み放題』という会社も意外と多いです。
年中いつでも冷たいお茶が飲めるって、意外と幸せです🍄
業務量が適正になった
公務員は部署によっては、本当に忙しいです。
部署ガチャに外れ続けた私は、
① クレーム対応
② 毎日が激務
③ 長時間労働
の繰り返しでした。
転職した結果、業務量は公務員よりも適正化されたと感じています🍄
公務員は電話・窓口対応がとても多い
本来の業務が残業中にしかできない!?
公務員の職場では、配属部署によって、勤務時間中は電話・窓口対応にひたすら追われ続けるということが起こり得ます。
電話に出れば出るほど、仕事が増えていきます。
今日やろうと思っていた仕事に手すらつけれないまま、終業時間を迎える...
ということが、普通にあります。
そしてこれを経験するかどうかは、部署ガチャにかかっています。
民間では、会社によっては「窓口対応」と「事務員」が分けられている場合も多いです。
少なくても、ひたすらクレーム対応をしながら事務業務を並行して行うことは珍しいように思います。
仮に全く分けていないとすると、おそらく離職率が高くなってしまいますから🍄
お昼休憩がきっちりとれる
公務員のお昼休憩は1時間もとれない?
私の自治体では、お昼休憩は1時間でした。
ただし、毎日1時間きっちりとるのは難しい状況でした。
電話や窓口応対で、15分くらい減ってしまうことが多かったです。
状況によっては、お昼休憩が抜きということも普通にありました。
民間では、会社によってはお昼休憩はきっちりとれます。
フレックス勤務が可能な会社では、自分の好きなタイミングでお昼休憩をとることもできます。
ちなみに私は、お昼休憩だけフレックス化している会社で働いたことがあります。笑
『12時5分〜1時5分』など、好きなタイミングで1時間きっちりと休むことができました。
毎日必ず1時間お昼休憩がとれると、意外とゆっくりと過ごすことができます。
私は公務員を辞めてから、この事実を初めて知りました🍄
残業が減った
公務員はサービス残業がとても多い!
これも会社によるのですが、民間はサービス残業に厳しいことが多いです。
なぜなら、労基の目が光っているからです。
たとえ30分でも、残業代はきちんと申請している人が多いように思います。
ちなみに公務員は『残業の多さ=本人の仕事の効率が悪い』と考えられることも多いです。
人員は増やすことができないので『仕事の効率をあげるように』という無理なお達しが部署全体に出たりします。
業務量は増えているのに、早く帰るよう圧力をかけられた結果、精神的に追い詰められてしまう...
こういう人が公務員の世界にはたくさんいます。
これは民間だと、明らかなブラック企業になりますね🍄
自由に副業ができる
そして私の思う1番のメリットは、やりたいことを何でも自由にできるようになったことです!
自由って最高に楽しい♪
「副業禁止」は公務員だけ!
★ 公務員の副業は法律違反になる!
まず公務員は、副業することが法律で禁止されている唯一の職業です。
問題は「副業ができないこと」ではなくて、本当はやってみたくても「お金が発生するかもしれないこと」は一切できないということです。
たとえ趣味の延長線上だとしても、1円でも収益が発生すれば処分対象となり得ます。
そのためお金が発生する可能性のあることは一切できないし、やろう思う人もほぼいません。
逆に言えば、公務員でない場合は法律で副業が禁止されていません。
むしろ厚労省からは「正当な理由なく従業員の副業を禁止しないように」というお達しまで出ています。
社内規則がどうであろうと「公務員以外の人は、法律上は誰でも自由に副業ができる権利がある」と私は解釈しています🍄
自分で考えて試行錯誤することは楽しい!
副業の話になると、保守的な公務員の人はそろってこう言います。
◆ 別に副業に興味ないし〜
◆ 副業しなくても定年まで安泰だし〜
◆ そもそも株とか不動産投資で十分じゃん
私もそう思っていたので、気持ちは分かります。笑
ただ実際のところ、そう思うしかないんですよね。
だって公務員は、法律で副業が禁止されていますから。
でも私は退職後に色々とチャレンジしてみたところ、自分で色々と考えて試行錯誤していくことは想像以上に楽しい!!ということを知りました♪
私がやってみたお小遣い稼ぎ
私は次の3つに挑戦してみました♪
① ブログ運営
② Kindle出版
③ 有料noteの販売
ただし毎月の収益はというと、うまい棒に換算できるくらいしか入ってきません。笑
私は最終的には収益化を目指してがんばっていますが、それでも副業で得られるメリットはお金だけではありません。
『自分の書いた内容が誰かの役に立っている』と思えることは、日々の生活の励みになるんです♪
◆ やりたいことを何でも自由にできる
◆ 自分の好きなことがお金に変わる
◆ 誰かの役に立っていると実感することができる
この楽しさや喜びは、1度経験してみないと絶対に分からないと思います!
ちなみに私の知り合いには、自分の描いた絵を売りたくて公務員を退職した人もいます。
その人は『自分の絵をお金を出してまで購入したいと思ってくれる人がいることが嬉しい』と言っていました。
公務員でいる限り、そういう喜びは退職後まで経験することができません。
公務員でいることと引き換えに、人生を縛られているようなものですよね。
正直『もったいないなー』と思います。
自由ってやっぱり最高ですよ!笑
公務員でない方は、ぜひ自分の好きなことを生かした副業に挑戦してみてください♪
同じ仕事を継続できる
2つ目のメリットは、仕事内容が大きく変わらないということです!
公務員のように、全く違う業務を数年おきに点々とする仕事はかなり珍しいです。
勤務地が変わらない
まず大企業でも中小企業でも、勤務地については求人票に必ず記載されています。
現役公務員の人の中には
民間企業なんて、いきなり僻地に転勤になったりするんだよ!
などという人がいますが、それは「全国転勤あり」という求人票に応募したからですね。
事前にきちんと雇用条件を確認しておけば、いきなり転勤ということはほぼないでしょう。
一方で、公務員は数年起きに必ず人事異動があります。
自治体内だけの話ですが、勤務地が変わるって意外と面倒くさいです。
現役公務員の人は、
ずっと同じ場所とか飽きるからちょうどいい〜
と言ったりしますが、これも半分は「そう思うしかない」というのが現実です。笑
実際に経験してみると「ずっと同じ場所に通勤すればいい」というのは、とても楽だなと感じます♪
知識と経験がリセットされない
そして公務員の最大のデメリットは、知識や経験を積み上げていくことができないという点です。
公務員は、人事異動によって数年おきに職場環境がリセットされます。
① 人間関係をリセットできる
② 自分の合わない部署から離れられる
という点はメリットでもあるけれど『知識と経験がリセットされる』ということはかなりのデメリットになります。
それは『特定のスキルが何も蓄積されない』ということと、ほぼ同じ意味になるからです。
市場価値が0ではなくなった
★ 民間では経験者が優遇されることが多い!
私は公務員を退職したことで、市場価値は上がったと感じます。
次にもし転職が必要になったとしても、今と同じ職種に応募し続ければ、どこかには内定をもらえると思います。
公務員以外では、これは普通のことです。
営業の人は、違う会社ですぐに営業として雇ってもらえるのと同じようなイメージです。
公務員以外の職業では「経験者は優遇します」という求人がとても多いんです。
公務員の市場価値は0!?
★ 公務員は何年働いても「事務職の経験者」にはなれない!?
悲しい話ですが、公務員の市場価値はほぼ0です。
私は実際に転職活動をしたので、よく分かります。
公務員の場合は、5年働いても10年働いても、面接の場でアピールできる職歴にはなりません。
公務員は『事務歴5年です!』とは言えないんです。
総務や庶務の経験者でない限り「事務職」とは言えないからです。
転職活動をするときは、資格を取得してアピールするという方法を私はとりました。
公務員という経歴だけでは何のスキルも証明できないので、やむを得ずという感じです。
私の元職場で偉そうに怒鳴り散らしていたおじさん軍団も、50代にもなって市場価値はゼロのままです。
そして、本人たちはそのことには一生気付きません。
嫌な言い方をすると、公務員という身分は、
「井の中の蛙」
「かごの中の鳥」
これらと似たような性質を持っていると思います。
しかしこれは可哀想なことなのか、果たして幸せなことなのかは難しい問題だと思います。
定年まで「かごの中の鳥」でいるしかない
私は元公務員です。そのため、
かごの中の鳥でいることの何が悪いの?
と思うわけです🍄
そのかごの中が、平和で、安全で、倒産の心配もなくて、ずっとお給料がちゃんともらえる。
それなら別にかごの中でも、全然良いじゃん♪って思います。
現役公務員の人は、私と同じような保守的な思考の持ち主が多いと思います。
公務員は民間企業よりも絶対に良い
みんながそう思っています。
「お給料が安い」とか「仕事が大変」とか色々と文句は言いますが、心の中では、
自分は努力して公務員になった
安定した人生を送れる自分はどちらかというと勝ち組だ
って絶対に思ってますよ。笑
それを悪い言い方で言うと「民間を見下してる」という表現になるのでしょう。
でも事実だと思います。
見下してないって言いながら、心のなかでは多少は見下してます。笑
『公務員の仕事が1番良い』って、みんな思っているからです。
そう思えない人は、退職していきます🍄
ただですね、問題は、
“かごの中”がどこよりも安全で、どこよりも良い場所だと思いこむしかない
ということだと思います。
たとえかごの中がどれほど荒れ狂っていたとしても、です。
なぜなら、公務員は市場価値がゼロだからです。
年齢を重ねれば重ねるほど、逃げ出したくても自分の力では逃げ出せなくなります。
この事実は、
① 若者の離職者の増加
② 休職者・復職者の多さ
に現れていると思います。
いざとなれば転職できる
先ほども書きましたが、民間で長年働いているみなさんは『他企業の同職種』へ転職が可能になります。
いざとなれば自分の意志で違う環境に変わることができるというのは、大きなメリットだと思います。
転職できない公務員は「休職・復職者」が多くなる
公務員は休職するまで追い詰められても退職できない!?
公務員は、休職者がとても多い職場です。
民間企業との大きな違いは、復職者の多さです。
もちろん福利厚生が恵まれていて、復職制度が整えられているというのは公務員の大きなメリットです。
でもですよ、休職した本人の立場から考えると「休職した職場に復職する」ことにはかなりのエネルギーを使います。
普通に考えて嫌ですよね。
復職後に異動できるとしても、心理的な負担は相当のはずです。
それでも、1度は復職する人がとても多いんです。
その理由の1つは
◆ 公務員を退職するのは勿体ないから
◆ 復職すれば異動できるから
というものです。
これは半分は本当で、半分嘘だと思います。
先ほども書きましたが、実際は復職するしか選択肢がない場合も多いんです。
公務員しかしたことのない人は、市場価値がずっとゼロのままです。
転職したくても簡単にはできないだろう
公務員と同じくらいの待遇の会社には転職できないだろう
そもそも公務員を退職するのが怖い...
この気持ちが根底にある人は、意外と多いと思います。
言い方が悪くて申し訳ないですが、年齢を重ねれば重ねるほど、定年まで「かごの中の鳥」でいるしか選択肢がなくなるんです。
「かごの中」が1番平和だと思い込むしかない
そうなると「かごの中」がどこよりも安全で、どこよりも良い場所だと思い込むしかなくなりますよね。
たとえかごの中がどれだけ荒れ狂っていたとしても、
このかごにしがみつくしかない
という考えになるでしょう。
そして公務員には人事異動もあります。
『次のかごは良い環境かもしれない』と思って、頑張るしかないわけです。
「馬の鼻先に人参」と似たようなお話かもしれません。笑
でもついに耐えられなくなったとき、どうなるでしょうか。
かごの中にはもういたくない...
でもかごの外にも出たくない...
結果的に追い詰められて、かごの中で倒れてしまう人がたくさんいます。
ちなみに公務員の場合は、きっと自分の家族でさえも『かごの外に逃げようよ』とはなかなか言ってくれないでしょう。
『辛い状況に立たされたときに、自分の意志で逃げることができない』ということは、公務員の隠されたデメリットだと個人的には思います。
ちなみに公務員の世界では、休職して、復職して、数年後にまた休職するという方もとても多いです。
結局、違う部署に異動できたところで、大変な部署ばかり行かされる人も一定数いるからです。
何年も何年も『異動したい』と思いながら、ずっと公務員で在り続ける
それは安定した人生というよりも、とても大変な人生ですよね...
私はそれは辛いだろうなと思ったので、転職できるうちに転職することを選びました🍄
老後のために生きることを辞めることができた
私は公務員として働いている間、今を生きることができていませんでした。
大変な状況でも『頑張らないといけない』と思っていたのは、
公務員を退職すると老後の生活に困る
公務員を続けたほうが安心だ
という考えが、私の中にあったからだと思います。
「公務員である自分」を手放したくなかった理由
また私にとって『公務員でいること』は、とても大切なことでした。
私の地元は、結構な田舎です。
そのため規模が大きい自治体の正規職員として就職した私は、それだけで誉められることになります。
周りの人からは親孝行だと思われるし、公務員でいるだけで親は安心してくれました。
変な表現ですが、無条件で周りから承認される状況って、やっぱり心地よいです。
それもひとつの幸せなんだろうなと、今でも思います🍄
「周りの思う幸せ」が「自分の幸せ」とは限らない
でも実際に自分自身が幸せだと思えるかどうかは、また別の話ですよね。
当時の私は『公務員でいる自分』を手放したくありませんでした。
たとえ毎日辛くても、何も楽しくなくても、当時の私は絶対に手放したくないと思っていました。
一種の執着心といっても、過言ではありません。笑
でも結果的に、私は公務員を退職しました。
1番守りたいと思っていたものを、自分の意志で手放す形になりました。
でも守りたかったものを手放したことで、結果的に私の心は軽くなりました🍄
老後って本当に来る?
先ほども書きましたが、公務員として働いている間、私は今を生きることができていませんでした。
残業やパワハラで毎日疲れ切って、自分の時間を楽しむ余裕など全くなかったからです。
老後のために今の若い期間を無駄にしている
そう思えて仕方ありませんでした。
でも今思うのは、老後が本当に来るのかは誰にもわからないということです。
もし今が辛いだけだったり、老後が来るまでに過労で体を壊してしまうのなら、そこに意味はないように思います。
今の私は、仕事に対する心の比重がかなり低いです。
仕事よりも、自分の時間のほうが何倍も大切だと思っています🍄
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まとめ
以上が、私が公務員を辞めて良かったと感じていることです!
どなたかの参考になれば幸いです。
ちなみに公務員を辞めることには、もちろんデメリットもあります。
① 恵まれすぎている福利厚生
② 絶対に削減されないボーナス4ヶ月分以上
③ 何があっても倒産しない
退職を決めるときは、これらのメリットを手放しても後悔しないかはよく考えることをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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