私が公務員の世界における「新人あるある」として1番に思い付くのは、
時間の搾取
です!!
公務員1年目の方の中には、
仕事が覚えられない...
業務量が多すぎて手が回らない...
と辛い思いをしている人もいるでしょう。
でもそういう配属先では「そもそも時間的な余裕がない」ということがほとんどです。
あなたの能力が低いのではなくて、公務員独特の、
激務部署ほど雑用を全て新人に押し付ける
という風土にそもそもの問題があるんです。
この記事は実体験を元にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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雑用を全て押し付けられる
公務員1年目は「ありとあらゆる雑用」に時間を搾取されます。
配属部署にもよりますが、雑用の全てを「1年目の担当」として割り振っていることがあるくらいです。
私の1年目は、本当に全ての雑用を押し付けられました。
雑用って何をさせられるの?
私は、次のような雑用を全て担当していました。
① 新聞・郵便物の配布
② ポットのお湯足し
③ ゴミ出し当番
④ コピーなどの簡単な業務
全て「1年目だから」という理由でさせられていました。
全て簡単なことのように思えますが、実際のところ、
少なくても毎日1時間は雑用に搾取される
という状態になります。
これは月換算すると、
20時間の残業
に匹敵します。
1年目で覚えることも多い中、毎日1時間以上の搾取が平気で行われる。
これは「公務員の悪しき文化」だと私は思います。
先輩は1ミリも手伝ってくれなかった
そして先輩たちには「手伝おう」という気持ちが、1ミリもありませんでした。
個人的にこれは衝撃なんですけど「ちょっと手伝っただけで良い顔をされる」が日常でした。
たとえば、
今日ポットのお湯を入れ忘れてたから足しておいたよ~
とかさりげなく注意されたり。
それに対して、
あ、すみません、ありがとうございます~(?)
みたいな会話が日常でした。
別に自分がお湯を使いたかったのなら、自分で足せばいいだけですよね。
さらに私の係が「ゴミ出し当番」の日に休むと、
明日ゴミ出しお願いしてもいいですか?
って誰かにお願いしておかないと、誰もゴミ捨てに行ってくれなかったり。
とにかく、公務員の職場では、
新人に対する配慮や思いやり
がなさすぎるのが問題だと思います。
「雑用が大変」という認識がない先輩が多い
これはなぜかというと、そもそも先輩たちには
雑用を全て押し付けられる大変さ
が全く理解できていないからです。
「公務員1年目」に雑用の押し付け被害を会うかどうかは、配属部署によります。
自分が1年目のときに、雑用を押し付けられなかった人たちは、
雑用くらいそんなに負担にならないだろう
という考えなのでしょう。
だからこそ、感謝の気持ちもないし、
それくらいできるでしょ?
って気持ちしかないんだと思います。
都合のよいときだけ「新人だから」が使われる
一番の問題は、都合のよいときだけ、
◆ 新人だから
◆ 何事も経験だから
などと言われ、結局は「時間の搾取」が繰り返されることです。
業務分担では新人扱いしてもらえない
100歩譲って、
業務量が少ない代わりに、雑用を押しつけられる
ならまだ分かります。
しかし公務員の世界では、
公務員1年目が「異動した先輩の業務」をそのまま引き継ぐこと
はよくあることです。
分からなかったら何でも聞けばいいから~
などと言われますが、実際のところは手取り足取りフォローなんてしてもらえません。
公務員1年目つら...
ってなるのも当然だと思います。
同じ時期に配属になった先輩の話
私は公務員1年目のときに、同じ係に、
私と同じ時期に配属になった女性の先輩
がいました。
その先輩は、なにかにつけて
私も1年目で変わらないから~
などと言っていました。
そのため例えば「新しい業務の担当」を決めないといけないときは、私とその先輩できっちり2等分です。
当たり前ですが「新人が押しつけられる雑務」は全く手伝ってくれませんでした。
部署1年目の先輩と同じ扱いはおかしい理由
そもそも、
◆ 部署1年目
◆ 公務員1年目
が同じなわけがないんです。
公務員1年目の方は、
① 起案の作り方
② 基本的なシステムの操作方法
などを1から覚えないといけません。
後になれば全て「当たり前のこと」になります。
しかし「その当たり前を覚える期間」は、実際には大変なことが多いと私は思います。
「担当が決まっていない業務」も押しつけられる
さらに公務員1年目は「係の業務」として割り振られている仕事を、全て担当させられることも多いです。
特に「1年目から激務部署」に配属されてしまった人ほど「係全体の業務」を押しつけられます。
これは何故かというと、先輩たちも自分の仕事で手一杯だからです。
ホワイト部署に配属された公務員1年目の方は、そもそもの雑用も先輩が一緒に手伝ってくれることが多いんです。
先輩自身が時間に余裕があることが多いからです。
◆ 激務部署に配属されると雑務も押しつけられる
◆ ホワイト部署に配属されると雑務も分担してもらえる
これも公務員あるあるの1つです。
電話と窓口は1番に出る?
まず「電話と窓口」です。
1年目から激務部署に配属されてしまった私は、
基本的に電話は出てね
という雰囲気でした。
先ほどの「私も1年目だから~」と言っている女性の先輩が、隣の席だったのですが。
その先輩は、積極的に電話には出てくれませんでした。
それどころか、私が窓口で忙しくしていても、
対応中なので、出てもらってもいいですか?
と言わないと出てくれないときでさえありました。
さらに、私の自治体では「下っ端が末席に座る」という暗黙のルールがありました。
そのため窓口に来客が来ると、
●●の相談らしんですけど、対応してもらってもいいですか?
と「まず末席に座っている私」が声をかけられるというのが通例でした。
結局、電話対等と窓口対応に1番時間を割かれるのも「公務員1年目」であることが多いんです。
庶務的な業務は1年目の担当?
さらに1年目の職員は、
庶務的な業務
も押しつけられます。
よくあるのが「メールの割り振り」ですね。
全てのメールに目をとおして、担当者へ転送する
という仕事を、新人に担当させる部署は結構多いです。
そして「担当者の決まっていない照会」が届いたときは、結局は「メールの割り振り」をしている新人が、
簡単だからやっといて~
などと言われ、さらに仕事が増えることが日常です。
あとは年度末にある「文書整理」ですね。
保存年月日の更新とか、新しい公文書に番号を追加したりとか。
色々なとりまとめ業務も、新人が押しつけられることが多いです。
面倒な会議への出席は「勉強のため」?
さらに、
① 面倒な会議への出席
② 業務外の動員
も「勉強だから」などと言われて、新人の担当にさせられます。
そもそも、公務員1年目は「新採研修」も受けないといけません。
会議や動員まで出席していたら、時間が足りなくなるのは必然なんです。
まとめ【公務員1年目の実態】
私は「公務員1年目」で色々なことを経験することは、何も悪いことだとは思っていません。
特に電話対応については、積極的に電話に出たほうが、自分の知識も増えていくでしょう。
ただし普通に考えて、1年目の職員には、
基本的なことを覚える時間
が必要なんです。
① そもそも業務量が多い部署に配属されている
② 雑用も全て押しつけられている
③ 電話・窓口に時間をとられることが多い
④ 庶務業務も担当させられている
⑤ 本来の担当業務は、先輩と同じくらいにちゃんとある
この状況では、本来の仕事を覚えるどころではなくなりますよね。
公務員1年目きつい...
となっている方は、高い確率で「部署ガチャに外れてしまった」という事実があるのだと思います。
あなたの能力が低いのではなくて、
新人を大切にしない部署に配属されている
という現実があることを忘れないでください。
業務量を減らすことはしないのに、配属部署によっては、
新人公務員の「時間の搾取」が当たり前のように行われている
この事実はやっぱりおかしいと今でも思います。
当時の私と同じような状況の方は、自分の負担を軽くするために「タスク管理」について勉強することをおすすめします。
公務員の職場では、仕事のやり方は教えてくれても「基本的な仕事の進め方」を教えてくれる先輩はほぼいません。
担当業務を覚えることも大切ですが、そもそも「時間の搾取」が多すぎるので、タスク管理術は必須です。
知っているのと知らないのとでは、仕事のやりやすさが大きく変わります。
次の記事にて分かりやすい本をご紹介しているので、せひ参考にしてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他にも色々な関連記事を書いているので、よければ合わせて読んでいただけると嬉しいです♪
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