公務員を辞めた私が、公務員を退職しないほうが良いと思う7つの理由についてまとめています!
実際に退職を決断する前に、参考にしていただけると幸いです。
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- 福利厚生が恵まれている!(育休・介護休暇・有給など)
- 休職しても解雇されない
- 人事異動がある
- 何があっても倒産&リストラされない
- ボーナスが貰える
- 女性の服装規定が緩い
- 若い世代に、教養のある人が多い
- まとめ【私が転職した理由】
福利厚生が恵まれている!(育休・介護休暇・有給など)
まず、公務員よりも福利厚生が恵まれている会社はこの世にはありません!
同じくらいの水準の会社はあるかもしれませんが、総合的に見て上回っている会社に転職することはまず無理だと思います。
ちなみにここでいう水準とは制度があるだけではなくて、実際に利用する人が普通にいるかどうかも含めてのお話です。
育休は3年間も取得できる
★『育休は1年間』という会社も多い
多くの自治体では、育児休暇は最大で3年間も取得することができます。
しかし民間企業や医療法人、大学法人などを含めても『育休は1年間』という規定になっている組織は想像以上に多いです。
3年と1年では、体感的にもかなり違いますよね。
でも1年あれば充分じゃない?公務員でも半年で復職する人もいるじゃん〜
と思うかもしれないのですが、よくあるのが『保育園が決まらない問題』です。
私の友人の中には『保育園が決まらなくて一時的に退職という形になった』と話している子がいました。
ちなみにその半年後に『改めて再入社』という形で復職したそうです。
でも保険関係の手続きも面倒だし、育休手当も貰えなくなるので、本人にとってはデメリットしかありませんよね?
公務員の場合は、そういう諸々の心配は一切要りません。
さらに公務員の職場では、育児休暇を取得する人なんて山ほどいます。
たとえ男性の方でも、育休の取得が原因で不利益を被ることがないのは、公務員の良いところだと思います🍄
実は介護休暇を取得できるのは珍しい
★ 介護休暇はあっても無給!?
そして公務員では当たり前に整備されている介護休暇ですが、民間の場合はあっても『無給』であることが普通にあります。
ちなみに無給であったとしても、求人票には『介護休暇あり』と記載しても問題ないみたいです🍄
そして仮に整備されていたとしても、介護休暇は取得実績がないことが多いです。
制度があったとしても、誰も使ったことのない介護休暇を申請するのは難しいように思います。
有給は労働基準法よりはるかに多い
★ 労働基準法では6年間も働かないと有給が年20日もらえない!?
さらに公務員は、初年度から有給が付与されることがほとんどです。
そして多くの自治体では、2年目から年間20日もらえます。
しかし私は公務員を退職するまで知らなかったのですが、労働基準法の有給規定はかなりひどいです。
まず就職してから半年間は、有給の付与は0日でOKと定められています。
半年も0日ですよ!?笑
そして半年後に10日間。
1年半後に11日間もらえます。
つまり、長く働かないと年間20日間の有給にならないんです。
求人票に『有給は労働基準法の規定どおり付与する』と書かれている場合は、実はかなり有給が少ないということになります。
さらに公務員のように、夏季休暇が付与されない会社もたくさんあります。
それどころか祝日やお正月を勤務日として、有給はそこに充当する形で消化せざるを得ない会社まであります。
でもそんなブラック企業に転職しなきゃよくない?
と思うかもしれませんが、これは別にブラック企業ではないんです。
労働基準法をきっちり遵守している会社は、山ほどあるからです。
公務員では当たり前の、
① 育休3年間
② 介護休暇あり
③ 有給は年20日
④ 土日祝日・お正月休みあり
この全てを満たしている条件の会社に、元公務員が転職しようと思うとかなり大変だと個人的には思います。
どんなブラックな自治体でも、福利厚生はどの会社よりも恵まれているんです🍄
休職しても解雇されない
また公務員の『休職制度』は、どこよりも恵まれています。
公務員の職場と同じレベルの休職制度が認められているだけでも珍しいし、さらに『休職して復職する』ということが当たり前のように認められている会社は、かなり少ないです。
休職制度がない会社もある
★ 休職制度がない or. あっても無給!?
私の友人の働いている企業では、休職制度そのものがないそうです。
仕事を休みたい状況になったときは、入院するしか方法がないと話していました。
また、休職制度があったとしても『休職期間は無給とする』という規定になっていることも多いです。
仮に休職することができたとしても『休職して復職したことがある人』が今までに1人もいない場合は、結局辞めるしかなくなるようにも思います🍄
公務員のすごいところは『休職のしやすさ』が圧倒的なところです。
実際に民間企業と比べると、公務員は休職制度を利用する人が多い傾向にあります。
公務員は休職しやすい
私の周りでは、公務員の友達の場合は『同じ部署に休職している人がいた』という経験をみんなしていました。
でも民間企業の友達は『そもそも同じ部署に休職している人がいた経験がない』と話している子が多かったです。
民間の場合は、休職ではなくて退職を選ぶ人が多いのでしょう。
その理由は、公務員は『自分の会社』という感覚を持っている人が少ないからだと思います。
愛社精神のようなものはあっても、休職している人に支払っているお給料が惜しいなどと思う人がいないんだと思います。
言い方が悪いですが、財源が税金だからかなと思います。
休職者の有無が、自分のお給料や会社の財政状況に大きな影響を与えるわけではありません。
そのため根本的な部分で、民間企業とは『休職者に向けられる目』が違うのだと思います🍄
休職期間がすぐにリセットされる
さらに公務員は『休職期間がリセットされるまでの期間』が異様なくらい短いです。
多くの自治体では、3ヶ月間~半年復職すれば、休職期間がリセットされます。
つまり、復職してから3ヶ月が経てば、またお給料を貰いながら休職することができるということです。
民間企業では休職制度があったとしても、5年くらい経過しないと再休職が認められていないことも多いです。
1度休職された方は、半年後や1年後にまた体調を崩される方も結構いらっしゃいますよね。
民間企業の場合だと『もう休職できない』というプレッシャーがのし掛かると思います。
ちなみに私の元いた自治体では、3ヶ月ごとに休職している強者もいました。
さすがにそこまですると白い目で見られていましたが、制度上は可能になります。
公務員は、民間企業よりも休職者に向けられている目が緩いのは間違いありません。
休職してそのまま退職するよりも、一度は復職する人のほうが多いくらいですから。
ある意味割り切って仕事をしている人が多いのは、メリットの1つかなと思います。
人事異動がある
個人的に、人事異動があるというのは公務員の1番のメリットだと思います。
人間関係がリセットされる
公務員の職場は、毎年必ず人事異動があります。
自分が異動するわけではなくても、係の人間関係や上司が定期的に代わります。
良い上司に恵まれたときは残念ですが、パワハラ上司などにあたってしまった場合も数年もすれば縁が切れることが多いです。
公務員も民間企業も、退職理由の不動の1位は「人間関係」です。
転職しなくても、働き続けるだけで人間関係をリセットできるというのは、大きなメリットだと思います。
仕事内容がリセットされる
また、人事異動に伴って仕事内容もリセットされます。
公務員も民間企業も、退職理由の不動の2位は「仕事内容が合わない」です。
自治体にもよりますが、3年~5年おきに違う環境で違う仕事に携われるということは、メリットの1つだと思います。
公務員の場合は、部署が変われば転職したようなものだとよく言われます。
新しい業務を覚えるのは大変ですが、いくつか部署を経験するうちに自分に向いている部署に配属されることもあるかと思います。
前の部署ではあまり良く思われていなかったけど、部署が変わればまるで別人のように活躍している人も実際にいました。
向いていない仕事を永遠にしないといけないほど苦痛なことはないと思うので、仕事内容も含めて、心機一転、環境をリセットできることは公務員の大きなメリットだと思います。
何があっても倒産&リストラされない
倒産しない
公務員は、実質的には何があっても倒産しません。
自治体が倒産するくらいの状況なら、他の会社はとっくに倒産しているでしょう。
たとえ庁舎が倒壊したとしても倒産しないというのは、凄いことだと思います。
(動員などは大変だとは思いますが)
解雇されない
また、公務員の処分は法律で規定されています。
飲酒運転や業者の斡旋など、懲戒処分に該当する行動をとらない限りは首になることはありません。
仮に痴漢したり盗撮したりパワハラしたりしても、懲戒解雇にはならないんです。
民間企業なら、たとえ冤罪でも、痴漢や盗撮をすると退職せざるを得ない状況になるような気がします。
先ほども書きましたが、基本的に公務員のみなさんは、民間企業に比べて『自分の会社』という感覚が薄いです。
① 変な人を雇いたくない
② 圧力をかけて自主退職に追い込もう
などと考える人がいないのは良いところかと思います。
ボーナスが貰える
公務員のときは気付きにくいのですが、
① ボーナスは年2回
② 合計4ヶ月分くらい支給される
ことは決して当たり前ではありません。
ボーナスは年間2ヶ月分が多い
求人票を見てみると、ボーナスは年間2ヶ月分という企業が多いように思います。
それどころか、ボーナスなしというところもたくさんあります。
『固定残業代なし+ボーナス4ヶ月以上』という条件は、めちゃくちゃ恵まれているんです。
公務員はボーナスを削減されることはまずない
★ 公務員のお給料は平均以上になるように仕組まれている!?
また業績にかかわらず、毎年一定額のボーナスが支給されるというのは実はすごいことです。
公務員のお給料は世の中の平均値になっていると、よく聞きますよね。
そして多くの公務員の方は『仕事量の割にお給料が低い』と思っていると思います。
私もそう思っていたので、よく分かります。笑
ただし現実的には『世の中の平均よりも上』になるように、ちゃんとカラクリがあるんです。
簡単にいうと、平均の計算値には『倒産した企業』が含まれていないんです。
つまり最高点は含めているのに、最低点は含めずに計算しているようなものです。
おまけに世間の情勢に関係なく『ボーナスの支給額』が突然1ヶ月分になることもあり得ません。
公務員のボーナスを削減しようと思うと、議員のボーナスも一緒に削減することになるからです。
議会でそんな決定がなされることはまずないでしょう。
生涯において生活に困らないだけのお給料を安定してもらえるということは、大きなメリットだも思います🍄
女性の服装規定が緩い
★ 女性は制服着用が義務!?
私は転職活動をするまで知らなかったのですが、事務職の場合だと女性は『制服着用』の会社がめちゃくちゃ多いです。
飲食店で制服着用なら分かるんですけど、ただの事務員でなぜ制服が義務付けされてるのか謎すぎます。
今どきこんな感じなんだと、転職サイトを見てびっくりしました。
ちなみに事務員の制服って、口が悪くて申し訳ないけどクソダサいです!笑
100%スカートだし、黒タイツはNGなのか何故か黒ハイソックスが指定のところまでありました。
大変失礼ですが、気持ち悪!!←
ちなみに、事務員の制服で男性バージョンは見たことがありません。
つまりそういう会社は優秀な人員よりも、ダサい制服を来てくれる女性を優先して採用するということだと思います←
① 正社員の事務職
② 服装は自由
③ 固定残業代なし
④ ボーナス4ヶ月分以上
⑤ 土日祝日休み
これで求人を検索すると、私はその少なさに最初びっくりしました!!笑
ちなみに制服着用が義務付けされている場合は、制服に着替えるために、始業時刻に余裕をもって出勤する必要もありますよね。
面倒くさすぎるし、必要性が理解できないことに時間を使うなんて普通に嫌だと私は思います。
その点、公務員の場合は女性の服装規定がとても緩いです!
ちなみに民間企業だと、私服勤務の場合でも、ジャケットや襟付きシャツが推奨されている会社も多いですよ🍄
若い世代に、教養のある人が多い
これは民間企業にもよりますが、会社によっては縁故採用が普通にあります。
『社長の息子』とかではなくて、
① 面接で大学の後輩を優先的に採用する
② 取引先の息子
③ 支援してくれている人が紹介した人
など小さい縁故採用はまだまだあります。
個人的な意見ですが、普通レベルに努力ができる人は、縁故採用に頼らずに自分で就職先を見つけるように思います。
極端な例ですが、
① 就活を一切したことがない人
② 大学を卒業した後に平気でニート暮らしをしていた人
などそういう少し教養に欠ける人と、同じ職場で働かなくてはいけないことがあるかもしれません。
公務員の場合は、公務員試験があります。
少なくても、自分の意思で公務員試験を受験しているレベルの人しか集まりません。
さらに昔は筆記試験さえ通れば公務員になれたそうですが、今は多くの自治体では面接も重視しています。
今後は極端に変な人と一緒に働くことになる可能性が減っていく、というのは公務員のメリットの1つだと思います。
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まとめ【私が転職した理由】
以上が、私が公務員を退職してから実感した公務員のメリットです。
公務員はなんだかんだ、やっぱり恵まれていると思います🍄
公務員を辞めようか迷っている方は、退職を決断する前に、これらのメリットを捨てても後悔しないかはよく考えてみることをおすすめします。
ちなみに私が公務員を退職した理由のひとつは、私の就職先の自治体がめちゃくちゃブラックだったことです。
長時間労働もそうですが、パワハラ体質の自治体でした。
転職が可能かどうか確認したいという意図もあって、dodaに登録しました。
結果的に転職先が決まり、そこから色々とあって今に至ります。
dodaは無料会員登録をしておけば、非公開求人も含めて担当エージェントさんが定期的にメールで求人を送ってくれます。
転職エージェントは登録後の面談が少し面倒ですが、dodaなら電話面談でOKなのでその点でもおすすめです。
また、パワハラなどで大変な思いをされている方は、次の記事も参考にしていただけると幸いです。
✔【公務員のパワハラ】後悔しないための現実的な対応策
✔ パワハラされにくい人になる方法
✔ 公務員のパワハラで辛かったときの話
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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