私は会食恐怖症が原因で、学校の給食や調理実習、大人になってからも困る機会は何度かありました。
でも、会食恐怖症は病気ではないと思っています。
現在はこちらの記事の方法で、症状が出ることはなくなりました!
具体的な克服方法を試す前に、まずは「病気ではない」ということも知ってほしいなと思います。
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薬の治療は必要ありません
まず、会食恐怖症を治すために薬は必要ありません。
なかには、治療のために精神薬の服薬を検討される方もいらっしゃるみたいですが、辞めた方がいいと思います。
その理由は、会食恐怖症は病気ではないからです。
たとえば、食事に行くだけでパニック発作を起こしてしまう場合であれば、それは会食恐怖症だけではなくて、パニック障害などの治療が必要だと思います。
そうではなくて、「みんなで食事が苦手」かもしれませんが、自分1人とか、家族と一緒の場合は食事ができている方の場合は、精神薬なんて使う必要はありません。
たとえば、いわゆる「拒食症」の場合は治療が必要です。
体重が減少し続けると、命に関わりますから。
でも、「会食恐怖症」は拒食症とは違います。
食事をきちんととれているなら、健康上の問題はなにもないんです。
精神薬は、怖い面もたくさんあります。
健康上の問題はないのに、そんなリスクを冒す必要は全くありません。
会食恐怖症は辛いこともあるけれど、病気ではありません。
あくまでも個性、その人が持つ特性のひとつだと私は思っています。
会食恐怖症は「生きづらい個性」のひとつ
会食恐怖症は個性などと言われても、よく分からないですよね。
症状は人によって違うとは思いますが、私自身が会食恐怖症なので、その辛さはよく分かります。
この個性は良い個性ではなくて、「少し生きづらい個性」だと思います。
しかし実際のところは、よくある個性のひとつだとも思っています。
個性はそれぞれ違う
大人になれば少しずつ分かりますが、世の中には本当に色々な人がいます。
そして、個性ってみんなそれぞれ違うものなんですよ。
「少し生きづらい個性」というものは、自分の中にあると特別苦しく感じてしまいます。
でも実際は、何個か抱えながら生活している人がとても多いんです。
たとえば
◎ 時間を守るのが苦手な人
◎ 声が小さい人
◎ あがり症の人
◎ 人見知りの人
などなど、世の中にはたくさんの人がいて、みんなそれぞれ違う「少し生きづらい個性」を持っています。
上に書いた個性はその例ですが、その中に「誰かと食事をするのが苦手」という個性も混じっているだけの話なんだと思います。
人の個性は、良く見える
人間は、他人の長所は大きく見えるし、他人の短所は小さく見えるようにできているそうです。
私は自分自身が会食恐怖症なので、この特性は、普通に生きていく上でかなり損をすることが多いと思っています。
食事って、日常生活に直結していますから。
友達の第一歩は、「ご飯」であることが多いです。
友達とご飯に行けないってなると、ごく普通の人間関係を築くことのハードルが上がります。
会食恐怖症じゃなければ、もっと楽しく人生を送ることができるのになぁと思っていた時期もありました。
でも、今は少し違っていたなと思っています。
それは、会食恐怖症じゃない人も、また別の「少し生きづらい個性」を持っているということに気付いたからです。
声が小さい人
声が小さいというのも、場合によっては少し生きづらい個性だと思います。
会食恐怖症と似ていて、「苦手」だけでは納得してもらえないことが多いでしょう。
私の友達で、地声がもともと小さい子がいます。
小さいというか、あまり通らない声質なんだと思います。
そのため、どの会社で働いても「もう少し大きな声を出して」と注意されることがあるそうです。
「頑張れば、大きい声が出る」と思われてしまうことが、ほとんどだそうです。
友達は、その度に自分の声質について説明しているそうです。
注意してくる上司に説明して分かってもらうなんて、とても大変だろうなと思います。
時間を守るのが苦手な人
友達のなかで、いつも約束の時間に遅れてくる子とかいませんか?笑
「いい加減な人」と認識されているかもしれませんが、実際は「時間を守るのが苦手」なだけかもしれません。
本人は頑張っているけれど、どうしても時間の感覚をうまく身につけることができないだけかもしれません。
この個性も会食恐怖症と似ていて、「苦手」だけでは納得してもらえない個性です。
周りの人たちから、「なんで遅れてくるの?」と責められることも多いので、かなり生きづらい個性だと思います。
私の友達にも、いつも遅れてくる子がいます。
でも、「もっと食べなよ!」と言われるのが嫌な私は、「もっと早く来てよ!」と怒ったりしません。笑
「少し生きづらい個性」は多かれ少なかれ、みんな持っていると思うからです。
ちなみにその友達とは、いつもお店の中で待ち合わせをすることにしています。
先に入ってコーヒーを飲んで待っているので、遅刻されても私は何も困りません。笑
努力しても苦手なことって、誰にでもあるよね。
会食恐怖症で悩んでいる方へ
会食恐怖症の人は、誰よりも会食恐怖症の辛さを分かっています。
そのため、誰よりも「会食恐怖症であること」を重く受け止めているかもしれません。
◎ 食べられなかったらどうしよう...
◎ 残したら悪いな...
という気持ちが、他の人よりも強い人が多い気がします。
でも実際は、他の人の言動にあまり興味を持っていない人もたくさんいるんですよ。
先ほど書いた「声が小さい人」をどう思うかと同じ話で、不快に思う人もいれば、大して気にしない人もいるというだけの話です。
世の中には、色々な考えの人がいるので。
自分と違う特性を持った人を不快に感じる人がいても、それは仕方のないことなのかなと思います。
だから「残したらどうしよう」なんて、不安な気持ちは持たなくても大丈夫ですよ。
食べたい分だけ、美味しく食べてください。
食べられないときは、残せばいいだけです。
それをどう思うかは人それぞれで、もしも不快に思われたとしても、それはそれで仕方のないことなんです。
あなたが悪いわけではないんです。
また、小学生や中学生の方。
毎日給食がある学校に通っている時期が、もしかしたら一番大変かもしれません。
自分が会食恐怖症であることに、不安を感じているかもしれません。
でも、あまり気にしすぎなくても大丈夫ですよ。
先ほども書きましたが、みんなそれぞれ「生きづらい個性」を抱えています。
それでも、ちゃんと生きていくことができています。
だから、生きづらいのは事実だとしても、そんなに気に病まなくても大丈夫です。
また、私は自分自身で会食恐怖症を治すことができました!
よかったらこちらの記事の方法も参考にしてください。
まとめ【記事を書いた理由について】
会食恐怖症に関する記事を公開するの、実は少し迷いました。
会食恐怖症だったのは事実だし、私の克服法が誰かの役に立てばと思ってまとめたのですが。
会食恐怖症について色々と調べたところ、私よりも大変な思いをしている方がたくさんいることを知りました。
私の場合は、「1番辛かったときは?」と聞かれれば、間違いなく「給食の時間」と答えます。
でも、無理矢理食べさせられたわけでもないし、学校生活もそれなりに平和に過ごした記憶があります。
それに家族や友達から、完食を強要されたことはありません。
自宅では自由にご飯を食べていたし、学校でも私の分を食べてくれる友達がいたくらいなので、恵まれていたかもしれません。
そのため会食恐怖症だからといって、辛い思い出がたくさんあるわけではないんですよね。
それに大人になれば、会食なんて、嫌だったら自己責任で断れると思っていました。
だから私にとっての会食恐怖症は、学校を卒業した時点で、大した問題ではなくなりました。
根底に「大した問題じゃないや」という気持ちがあったからこそ、逆に治すことができたんだと思います。
そのため、記事を書いた後に「これ役に立つかな?」と思いました。笑
だからしばらく迷っていたんですけど.....
色々と調べていると、会食恐怖症であることを「致命的な欠点」だと重く受け止めている人がいることも知りました。
そんな方に、私みたいな人間もいるよ!と伝えたくて公開することにしました。笑
会食恐怖症は、「症状が出たら嫌だな」と不安になる気持ちから、症状が出ることが多いです。
そのため、「会食恐怖症である自分を受け入れる」ことも、症状の改善には効果があると私は思います。
気分を害されたら申し訳ないんですけど、実際、会食恐怖症って、そんなに深く気にするほどの問題じゃないですよ🍄
だって、誰にも迷惑をかけていないんですもん。
食事中にタバコを吸うおじさんの方が、よっぽど迷惑かけてます←
重く受け止めすぎている方は、「症状が出てもいいやー仕方ないし」と思いながら生活してみることも1度試してみてください🍄
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!